東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

奥多摩 鳩ノ巣~御岳山~日の出山~武蔵五日市

   最近、足慣らしに行く山を決めるのに、関東近辺の山はほとんど登っているのでなかなか決まらない。武蔵五日市から沢登りでは数回来ているが登山は無いので奥多摩の地図を見ていたら金毘羅尾根が目に入った。長い尾根なので鳩ノ巣駅から急登の尾根から武蔵五日市に繋ぐことにした。
  鳩ノ巣駅から多摩川を渡り車道を進むとすぐ先の右に標識は無いがスーパーの無料袋が沢山木に巻いてある。ヤマップを見ると登山口だ。「おかしい地図では大樽峠へは越沢バットレス沿いに登るのに?」ヤマップではここを指しているのでを信じて急登の道を行く。ペナントは全てスーパーの無料袋である。鉄塔の下で休憩して道を登ると城山の山頂に着く。持っている地図では山頂から約1cm離れている。新道なんだ!(持っている地図は2014年版)先に進むと古い小楢峠の標識で,ヤマップでは点線で越沢に降りている。大樽峠からは左へ左へと緩やかな登り道になる。やがて御岳山の住宅地に入り階段を上ると御岳山に着く。相変わらず人は多い。お参りして日の出山へ。40分で日の出山へ。頂上はぎっしりの人だらけ。ここは保津さんの送別会(1973年3月16名)、旧友の集い(2013年5月21名)と三回目である。昼食後下りに入る。長い階段と緩やかな金比羅尾根を降る。長い3時間でやがて宅地から市街に入り武蔵五日市駅に着いた。8時間1分のマップタイムより14分早い7時間47分。計画書よりは25分早く着きちょっと自信がついた。( 山口 )

印西牧の原(05:02)⇒鳩ノ巣駅(07:15-07:30)⇒城山⇒大樽峠(10:09-10:18)⇒御岳山(11:55-12:05)⇒日の出山(12:45-13:00)⇒金毘羅尾根⇒武蔵五日市駅(16:05-16:25)⇒立川⇒浅草橋⇒印西牧の原駅(18:50)⇒自宅(19:00)

 

相模湖 石老山~相模湖駅

   今日は雨を覚悟…ショートコースを探して雨の準備も…レインジャケットを着用、相棒の長傘も持参… ちょっと苦手な中央線…相模湖駅でバスに乗車したのは3名…登山口で降りたのは2人…一緒にバスを降りた方も初めてのこと…駅にあった地図を頼りに歩いてみました。やっぱり石の山!!たくさんの大岩や岩窟がありました。石老山山頂からどうするか?とりあえず高塚山を往復...焼山方面へもくだれるようでしたが、予定通り周回ルートへ!明神山展望台からが難所続きで…小雨かと思ったら粉雪が舞いました…展望台の分岐でチャレンジルートってなんだろうと大岩を越えると一般ルートに出てしまったので引き返してリトライ!ルート不明で何度もリルート…下山後車道を歩いて嵐山を目指すとたまに標識があるのにルート不明(私が悪いのですが、笑笑)いばらの道を進んでウエアは穴だらけ(いつものことか…)。ダムを見学して交流会館でランチタイム。傘のお世話にはならずに相模湖駅に着くことができました。(黒澤)石老山map
07:10石老山入口バス停~07:24石老山登山口~07:44顕鏡寺~07:54桜道展望台~08:09~融合平見晴展望台~08:33石老山~08:48高塚山~09:07石老山~09:28東雲山~09:43大明神(大明神山)~09:49大明神展望台~10:36大明神展望台登山道入口~11:48嵐山~12:04産霊宮水上神社参道入口~13:15相模湖駅

 

栃木県茂木町 鶏足山(430m)・焼森山(421m)

昨年、雨で流れた「ミツマタ群生」鑑賞に花見大好きな女性に誘われ出かけた。天気予報では昼から雨の予報なので早出をして出かけた。焼森山林道登山口に停めようとしたがバリケードでストップされて仕方なく100円払ってシャトルバスに乗り北面の駐車場着く。受付で聞くと満開迄あと三日とか。出て数分で三俣の小道に着くが多くの人が固定カメラでスマフォでと撮ってミツマタ群生に見とれている。寒くて手袋を使う。右手方向から沢を挟んだ左斜面へ白や真っ黄色なミツマタの群生が群がってる。一周するようにゆっくりと鑑賞してから鶏足山に向かう。1時間で山頂に到着。多賀山地、大子の袋田の男体山方向が見える。風もなく晴れの陽ざしである。1時間要して下に降り車で「道の駅もてぎ」で温かい味噌煮込みうどんを食べ帰宅の途についた。たまには花見山行もよいものだ。( 山口、他3名 )   鶏足山map 

千葉ニュータウン中央(05:10)車両⇒常磐道柏インター⇒友部IC⇒道の駅笠間⇒シャトルバス駐車場(07:15-07:30)⇒ミツマタの小道(07:40)⇒鶏足山(11:00)⇒焼森山(06:43)⇒ミツマタの小道(1:3512:00)⇒駐車場(11:35-12:00)⇒道の駅もてぎ(11:50)⇒友部IC(17:30)⇒常磐道⇒自宅(16:30)

 

茨城県多賀山地 竪破山(658m)・土岳(599m)

   二カ月のブランクなので足慣らしに出かけた。当日パーキングで起きると雨だった。登山口に着いても雨は止まずで、予定では土岳を登山後2時間林道歩きして竪破山( たつわれさん )を登りまた戻る予定だったが軟弱にもパチンコ登山に変えた。日立北ICから降り、暫く下道を走り集落から看板に沿って進むと車一台漸く通れる道を進むと登山口に着いた。雨具を着て歩き出す。直ぐ二俣になり右の道を行く。大きな烏帽子岩、畳石、甲石、舟石を過ぎ広場になって黒前神社過ぎ頂上に着いた。周り一面ガスで展望台に上っても視界ゼロ。下って胎内石を見てまた頂上に戻り別道を降る。名勝の「太刀割れ石」に着く。八幡太郎義家が「黒板命」と出会いその刀を振り下ろすと割れたといわれる直径7m×高さ2.5mの石である。また下るが天気は良くならない。登山口に2時間で降りた。登山口からまた車で小瀧沢キャンプ場に着き、登山口から一息で土岳に登る。頂上は12℃で春の陽気である。登ってきた竪破山、筑波山が見える。刈り取られた山頂で皆くつろいでいる。ここも2時間で降りた。途中常陸の蕎麦を食べて帰宅した。( 山口 )竪破山map    2ページ目

常磐道日立中央PA前泊(04:30)車両⇒竪破山登山口(05:55)⇒竪破山(06:43)⇒登山口(07:55)⇒小瀧沢キャンプ場登山口⇒土岳(11:50)⇒登山口(12:50-13:10)⇒常磐道日立中央IC(17:30)⇒常磐道⇒自宅

 

中央線沿線 初狩~鳥沢 

  今日は中央線初狩駅からスタート…富士急壬生駅に着くとベテランの登山者Grの方々が九鬼山に行くそうで、天狗岩からの眺めが良いと教えていただき、天狗岩へGo。この後は歩けるところまで歩いて…途中で何度か昼寝もしましたが…辛くて倉岳山を眼の前にして鳥沢駅に下山しました。ここのところ林道歩きが続いていて、たまには森林限界を越えて這松の稜線が歩きたいとずっと思いながら歩いていました。穴路峠から鳥沢駅へは沢沿いを歩きましたので、沢のせせらぎに心癒されました。鳥沢大橋で夕暮れの中央線をしばらく待って良い写真を撮影することができました。鳥沢駅前の浜田屋食堂さんで天ぷら定食とビールで一人反省会…芸能人の方々のサインや写真も沢山飾ってありました。帰路電車が少なくてのんびりさせていただきました。ありがとうございました。🙇
反省点、倉岳山に行けなかったのは九鬼山から縦走しているとすぐに次の山がやってくるので思わず先に進んでしまった。もう少し抑えた方がもう少し歩けたかな...ツエルトもダウンもいらなかった。(黒澤) 
(07:01初狩駅~07:27登山道入口~08:09高川山~09:12禾生駅~10:15天狗岩~富士見平~10:28九鬼山(天狗岩)~10:42久美山~10:51大ビラ山~11:08遅沢山~11:45高指山~11:51桐木差山~12:07鈴ヶ音峠~12:19突坂峠~12:37突坂山~13:00大桑山~13:48高畑山~14:43天神山~14:49穴路峠~17:12鳥澤駅 21.5km)

 

筑波連山 宝篋山~小町山 周回ハイク 

   2月に宝篋山に行き、茨城の山の魅力を再認識し今回は宝篋山と隣の小町山を周回するコースを選びました。山は朝が肝心と5時に起きて、おにぎりを2個作り愛車のTANKで常磐道に乗りました。土曜とあってゴルフ場に行くのかセダンタイプの乗用車が多く、皆さん遊びには熱心だなーと思いながら7時前には登山口の土浦市小町の館の駐車場に到着し辺りを見渡すと、人気のコースと見えて既に20台近くの先客が居り、仲間同士の打ち合わせや食事等をしていました。私もおにぎりを頬張り、パッキングを確認し朝日を浴びながら出発です。登山道は良く整備されており、歩き易いのですが里山だけあって分岐が多く慎重に見極め最初のピークの宝篋山を目指しました。2月の時は雪があったのですが流石3月、枯れ葉がサラサラと音を立て登山道を温めていました。日の当たる尾根道を歩いていると、小野多美子さん、毛利辰子さんを思い出します。良く通るソプラノで明るく笑っていた多美子さん、しっとりとしたアルトで休憩の時は細かな気遣いをしていた毛利さん、今頃は天上のお花畑で野点でも楽しんでいるのでしょうか。宝篋山からは車道を交えた稜線の山道です、小町山山頂は展望はあまり望めないのですが、テーブルが10組程設置されていて、思い思いに昼食を楽しんでいました。同年配と思われる美人3人組に、お元気ですねー小野の小町の化身かと思った。と声を掛けたら、いいえ分身です。と軽くいなされ下山は展望公園から朝日峠ハイキングコースを下り、道祖神おかめ岩を拝んで小町の館に戻りました。小町山は地元の方々の尽力で、標識等も整備されており家族連れでも安心して楽しめる山です。又渓谷、奇岩、針葉樹林、広葉樹の尾根等変化もあり、つくば連山を繋げばロングコースも楽しめるのでお勧めです。それにしても、熟年女性の元気な事、流行のジャケットに身を包み足取りも軽く人生を謳歌している様です。( 伊藤 源 ) ※小町山mapみる

小町の館駐車場発8:00~宝篋山10:00~小町山山頂11:00~展望公園山頂13:00~小町の館駐車場13:40

 

  

 

 

 

上州武尊山(2158m)

   前日は、缶ビール1本と裏の畑の蕗の薹(ふきのとう)、海鮮鍋で英気を養い、5時には吉川を出発しました。関越道は思いの外、乗用車が多くこの頃はレジャーも分散してきているなーと思いながら、朝ドラが始まる頃には川場スキー場に着きました。登山届を出し、ココヘリを携え、2本のリフトを乗り継いで数十年ぶりにアイゼン、ピッケルの山行です。昨日からの積雪でルートは所々腰までのラッセルルートでしたが、トレースに助けられ高度を稼ぎました。問題は剣が峰でしたが、さほどの渋滞も無く、これ以上は望めないと思える展望を楽しみ、それでも足元はハイマツ、岩場、新雪と変化して来るのでアイゼンの効きを確かめ、ピッケルを利かして昼過ぎには山頂に届きました。10人程の岳人が登頂を祝っていましたが、一人どっかと腰を落ち着け余裕の表情の人が居て聞くところには、ラッセルは私がした、最後に下山しますとの事、スキー場のスタッフでしょうか。恒例の”東京朝霧山岳会万歳”を奇奇の眼の中三唱し、下山は”穂高よさらば”を歌い周囲からは哀れみの混じった声援を受け、尻セードの方が早いかなと思いつつ歩を進めましたが、日頃の鍛錬の不足が太ももに効て、攣り症状となりましたが、どうにか騙しだまし剣が峰を目指しました。それにしても皆さん装備、着衣の見事な事、まるでカタログから飛び出したようです。赤い目出帽を見ると、森まっちゃんの事を思い出します。どんなに厳しくて辛い山行でも愚痴一つこぼさず、顔をくしゃくしゃにして頑張っていた森まっちゃん、私の尊敬する岳人です。いかん、又涙が出て来てしまった。アイゼンの団子を払い払い休み休みながらでも15時にはリフト乗り場に着き、下りのリフトに案内され愛想のよいアルバイトの女子大生に見送られて、愛車に戻りました。前回上州武尊山に登った時は湯の小屋温泉から途中雪洞で一泊しての山行でした。今は十分日帰りできる山です。高度感もあり、何よりも大展望です、山頂からの視界は反時計回りで赤城山皇海山日光白根山尾瀬燧岳、会津駒ケ岳、平岳、遠く中ノ岳からの国境稜線、朝日岳谷川岳からの稜線の峰々、そして苗場山遠くに浅間山利根川の右岸の山塊と青春を過ごした山々を独り占めできます。リフト代は掛かりますが十分に元が取れる山行になります。木戸チーフ、爆弾を抱えたような山行だったと思いますが、機会が有ったら又誘って下さい。(伊藤 源、木戸) 

参考タイム:川場スキー場駐車場8:00~リフト終点9:30~武尊山山頂着12:30武尊山山頂発12:50~リフト終点15:00~川場スキー場駐車場16:00

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会