東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

三浦半島 鷹取山

   秋晴を利して、鎌倉大平山から朝比奈切通ー三浦鷹取山ー逗子神武寺山まで、いつものSoloで行ってきました。昨年秋台風の被害の登山禁止は、一部を除いて大方解除となっていました。しかし樹林間の笹道は整備がされておらず、踏跡はあるものの藪漕気味でした。山中は、去り行く夏を惜しむかのような蝉の音で、一抹の寂しさを感じました。朝比奈と六浦の半島横断路に興を削がれはしたものの記憶を頼りに難所を切抜け、無事に鷹取山に至りました。夕方の鷹取山には、もうクライマーは居ませんでした。好きな神武寺山へのハイク道を辿り、源実朝も参詣したと謂う薬師堂をお参りし、表参道を下山しました。さて、ここで問題です。鷹取山の岩場やここ神武寺の岩質は、次のどれでしょうか? ① 火山マグマが冷え固まった安山岩  /  ② 火山灰が堆積した凝灰岩  /  ③ 海底のサンゴ礁が堆積した石灰岩  //  ※ ヒント 鷹取ゲレンデは、クラックのない軟質な砂礫。 ( 朝霧 植田 )

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箱根 明星ヶ岳

   9月に入りさすがの長猛暑も治まって来ましたので、台風後の新鮮な箱根を味わいにいつもの原チャリSoloで、明星ケ岳に行ってきました。明神ヶ岳ー明星ヶ岳は丹沢の国道246号線からは一山続きに見えますが、今回は山姿をしつかりと望みに箱根側から登ってきました。台風9号ー10号の大雨後の登山道は、流水洗ザラシ道でビシャビシャでしたが、爽快な気分を味わえました。明星ヶ岳上部では、京都の大文字焼きをパクった大文字跡が見られ、ちょっとした物見遊山の気分を味わいました。頂上は緩かな長稜線の東端で、お印ほどの祠と石碑がありました。30年前に縦走通過している筈ですが、印象が薄く殆んど記憶にありません。明神ヶ岳への主稜線の鞍部から流水塹壕道を宮城野集落へと下りましたが、まとわりつく薮蚊と小蝿に苛ついて、砂ザレ道でスッテン転りん。チックショー・・・。
さて、ここで問題です。この山、明星ケ岳は、小田原から真西の山上に輝く明星から名付けられたと謂いますが、それは次のどちらでしょうか?    ① 明けの明星 /  ② 宵いの明星     ( 朝霧 植田 ) 

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箱根 北辺矢倉岳山塊

  連続猛暑の8月が明け、台風9号の接近前に間隙を突いて、矢倉岳山塊に行って来ました。国道246号線が西折し松田に入ると、正面に現れ出る箱根外辺山塊と富士山。山望フェチとしては見流すことができない、矢倉岳ー浜居場城山ー鷹落場ー腕ケ岳ーグミノクボー鳥手山ー近野山ー浅間山と連なる矢倉岳山塊です。先月に、その矢倉岳から南西へ足柄峠まで行き、その後更にその南西に続く金時山へと行ってきました。今回は、矢倉岳から北東に連なる矢倉岳山塊自体を、つるべ落としとなる前に踏査しました。この山塊の主稜線中央部には、足柄城の出城の浜居場城址があって、そのもユニークな「城掟」も有名です。山腹の県営20世紀の森から湿った急登道を登り、主稜線のセントラル広場へと出る。そこから主稜線を南西に辿ると僅かに開けた場所へと出る。ここには僅かな土塁があり、往時に櫓台や主郭があったことが知らされる。山伏峠に到着し、主稜線から外れた矢倉岳へと向かう。久し振りの懐かしい矢倉岳頂上。凛々しい金時山のピークは雲の中だった。帰路は、浜居場城山を巻きルートを通り、セントラル広場から内山林道をひたすら周回歩きして下山する。さて、ここで問題です。先程の浜居場城掟の中に、含まれてない項目が1つあります。それは次のどれでしょう。
① 稜線西側駿府への入域禁止 / ② 毎日人馬糞尿の城外廃棄 / ③ 当番者の城外外出の禁止 / ④ 城内への女人禁制 ( 朝霧 植田 )

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尾瀬 至仏山

    急遽、至仏山へ向かうことになり、吉田先輩邸に宿泊させていただく。朝4時頃に出発すると6時前に戸倉駐車場に到着。乗合タクシー(一人1,000円)で鳩待峠に移動。至仏山は登り専用の一方通行があるため、山の鼻から周回する。平たん路を1時間ほどのんびりと歩くと山の鼻に到着。ビジターセンター前のテント場に一張りのテント。「吉田さ~ん!!!!」振り返ると木戸さんがテントから顔を出していた。3~4カ月ぶりの再開。小ミーティングを行い9月にクラシックルートで霞沢に行くと決めて再出発。おおよそ距離4Km高低差800mをのんびりと歩くが、意外と長くあれが山頂かと思うとさらに先だった。途中振り返ると尾瀬の湿原と燧ケ岳が見える。湿原を歩いている人は見当たらないが、季節が良ければ多くの人が散策しているのだろう。少し雲行きが怪しいくなったが、晴れよりも涼しくていいかな。至仏山頂を超えて小至仏山に向かうと大きな岩がゴロゴロ!!ハイ松の縦走路。久しぶりに高い山に来たな~!!と満足。鳩待峠に着いたとたんに大雨。もう少し遅ければレインコートのお世話になるところだった。乗り合いタクシーで駐車場に向かい、すぐ前の「尾瀬ぶらり館」の「戸倉の湯」(500円)で汗を流して帰路に着いた。(吉田、黒澤)

 埼玉 川島町 (4:01)~戸倉P (5:41)~乗合タクシー(1,000円)~鳩待峠(6:11)~鳩待峠登山口(6:17)~山の鼻(7:17~7:46)~至仏山(11:58)~小至仏山(12:48)~鳩待峠登山口(14:41)~鳩待峠(14:44)~戸倉の湯(500円) 

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日光連山 剣が峰~釈迦ヶ岳


   
八方ヶ原大間々駐車場を07時に出て見晴らしコース経由で八海山神社に07:50着。南側が切れているので風があり見晴らしも良い。そのまま歩き矢高山(矢板市で一番高い山( 1590m)を経て、剣が峰分岐に08:05に着く。5分で剣が峰(名前から岩でもあるかと想像したが木の間に三角点が有るだけで何の変哲もない)往復し途中休憩を入れて釈迦ヶ岳頂上に09:20着。着いた時は周りが見えたが直ぐにガスが掛かり殆ど視界が無くなる。30分程休み下山開始。八海山神社に11:20に着いて少し涼んでから林間コースを下山。ここもガスで視界が無い。駐車場に12:00に着く。朝駐車場に着いた時は30台程車が駐まっていて、帰りには駐車場が満杯で50台以上。山の中ではトレランと数人会い、登山者は単独が多かった。( 井上☓2 ) 

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箱根 明神ヶ岳

   長梅雨と豪雨そして連日の猛暑と、さしもの自然の猛威も一息ついたようなので、その機を突いて箱根外輪北面シリーズの継続に、いつもの原チャリSoloで明神ケ岳に行ってきました。箱根外輪山の縦走は、30年ほど前の梅雨最中に新人を誘って、長靴山行で行ってきた山です。箱根の北側の大雄山線については、存在は知ってましが一度も行ったことがありませんでした。その大雄山駅前は、正に門前町でした。大杉並木の参道の奥へと向かうと、その奥の山中に道了尊最乗寺がありました。その最乗寺から雨後の登山道を辿る。これがハイク道?と思うような荒れた道。支稜に到達して樹木内の山腹道を辿る。送電塔のある稜線に出てやっと一息。主稜線までは長く、何故だか流水塹壕溝のオンパレードでした。イカーには気にならない溝道も、我々山屋には雲行きが怪しい中、気になり嫌な溝歩きです。場違いな黄のツワブキの花に、頂上間近の予感を感ずる。抜け出た主稜線の明神ケ岳。先週の金時山が、ガスの中に凛々しい姿を覗かせている。主稜線を西の金時山方面に辿って、最乗寺奥の院への道を下る。こちらの方がマイナーな道のせいか、踏荒らされエグレが少なくベターであった。18:45薄暮の道了尊奥ノ院に到着。ひと気のない暗闇の伽藍を抜けて、1台ポツンと残された駐車場の原チャリに辿り着く。( 朝霧 植田 )
PS:現地説明書きの見当たらない道了尊最乗寺。下山後に調べた所、総持寺系の禅宗の寺と判明した。50年間知らなかった謎が解けて、大満足の今回山行となった。(やったゼ!)

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( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会