この週末は首都東京への出入りが自粛されたが、それでも東京や千葉は1日60人以上のコロナ感染者が発生しました。不要不急の外出は自粛されているが、小生の原チャリ移動は理に適なっていて、我が意を得たりの上気分。今回の池子背稜の前に、以前から気になっている逗子の名刹岩殿寺の裏山偵察に行く。定石通りに寺の奥の院から登った稜線は、馬の背で若干の踏跡付藪漕だったが、両端共に住宅街への急崖となり敗退となる。この藪と蔓草の藪漕ぎは冬山のラッセル並みで、2Hrのタイムロスとなる。取付直しの池子背稜は、昔は三浦半島の生活横断道だったと知る。
六浦へ一旦下山した後、北尾根の末端から取付き鷹取山へと辿る。鷹取山の親不知フランケでは、強風の中をトップロープで攀る高齢クライマーを見て感動し、すれ違い時に礼の声掛けをする。反面、尾根歩き程度でヨレているタルイ自分へは喝。帰路の主稜線からの小尾根下山で、最後に急峻な切れ落ち斜面となり、またもや敗退で登り直し。
先達はあらまほしき事なり・・・か。 ( 朝霧 植田 )