東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

三浦半島 森戸川源流域踏査 ・ (73才記念)

4日遅れの73才記念山行は、懸案の三浦アルプス森戸川の源流域踏査とした。この源流域は、周囲を稜線で馬蹄形に囲まれていて、その稜線上が登山道となっている。また、この森戸川沿いには趣きのある遊歩道もあり、源流部の手前で横折して支沢沿いに稜線へと登り詰めている。ただ、これら登山道に囲まれた部分は源流域と呼ばれて、ハイカーの迷い混みが多く、二子山自然保護協会から「道迷いエリア」に指定されている。南郷公園から北面の踏跡道取付を探し出し、それを辿って二子山西峰と阿部倉山のコルに出る。稜線を二子山を越えて、北尾根側のコルから森戸川の二俣へと降り下る。源流域は南から、南沢・中尾根・中沢・椿尾根・北沢と並んでいて、以前に南沢を登っているので今回は中尾根を登り中沢を下って、再度椿尾根の登り直しで北尾根に出るルートを採り、源流域全体を把握することにした。森戸川林道終点の二俣から直ぐの踏み跡から中尾根へと取付く。取付には事故発生注意の警告板と規制ロープが張られていた。取付の杉樹林帯は直ぐに樫等の自然林に変わり、確っかりした尾根筋伝いに六把峠に着く。ここから高見伝いに斜十字路のコルに出て、その後は明確な支稜線から送電線を越えて、乳頭山へと登り着く。乳頭山からは、東尾根の主稜線から北尾根へと繋ぎ、馬頭観音から源流部の中沢沿いの踏跡道を下る。沢の入口近くまで下り切った後、ゴンボーの急登で隣の椿尾根に取付く。この踏跡道を北尾根の馬頭観音まで登る。当初は遠慮して本流の南沢にしか入っていなかった森戸川源流域。この三浦アルプスは、3年間で40ルートも登っているから、もう良いだろうと今回源流域をつぶさに歩いた。やはり初の踏跡ルート。新鮮で良かった。・・・これで70才の目標。原チャSOLOによる「3年間で神奈川全ルート潰し」は、一応終了となる。思い返せば、当初は踏跡道の取付が判らなかったり失道藪漕ぎ等で苦労して、GPSスマホアプリマップを活用したりしたが、現在では「2.5万地形図と磁石」だけの自力目視の山行に戻している。それは「自力と目視だけ」が可能なのは低山里山ならではで、「原点に戻した山行」ができるからである。結果は、丹沢の細部と箱根の禁止区域を除いて、ほぼ完遂できた。特に、昨年のコロナ渦での往時並70日超の山行は大きかった。正に、「山屋冥利に尽きる」である。( 朝霧 植田 )

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