東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

奥秩父 笠取山~大菩薩峠登山口

広瀬ダム先の新地平から林道ゲートまでタクシーで入る。17kgの荷を背負い出発する。沢沿いのゆるやかな林道は15分も歩くと道一面氷になってくる。沢を2,3回渡る頃から暖かいので下着姿で登る。沢を2,3回渡り、沢の源頭から一息で見晴らしの良い雁峠(1.780m)に到着する。右手に笠取山が現れる。雪道になり膝までの雪道を進むと三方分水嶺(多摩川、荒川、富士川)である。笠取山といえば頂上までの一直線な登山道が有名だが陽当たりが良いのか雪が解けて地肌が見えて少し残念。急な登りから頂上(1.953m)に立つと富士山、南アルプス雁坂峠大菩薩嶺とよく見える。降りてザックを回収して笠取小屋に着いたが、ネットで調べた「厳冬期でも涸れることは無い」と言われたが水場が凍結していた。取りあえず300ccあるので白沢峠で泊り、水場がなければ明日、作場平側に下山しようと決め進むこと事にする。林道は10cm位の積雪が有るがわだちのおかげで助かる。鳥小屋分岐から右に分かれると陽当たりが良いのか1500級でも雪がない。突然、塩ビパイプの水場が現れほっとする。青木峠を過ぎた17時前に道の左側の平らな落ち葉地点を今宵の宿とする。購入したツェルトのライズワン。落ち葉の上に張ったがエアマットに腰を下ろしたら枯れた細い竹でパンクしてしまった。夜中は好かれたのか鹿の鳴き声,足音(たぶん)で何回も目が覚めた。

 02/13(晴れ) 朝霧山荘JR平井駅(04:50)⇒塩山(07:25)⇒タクシー⇒広瀬ダム 新地平登山口(07:57)⇒雁峠(11:37-11:44)⇒笠取山(13:04-13:13)⇒笠取小屋(14:00-14:39)⇒白川峠手前幕営地(16:43)⇒消灯(18:40)

  5時頃出発する。間もなく雪道になるがトレースが有る。30分も過ぎて白沢峠に着く。道のドン真ん中にボンネットトラックの残骸がある。左ハンドル(アメ車?)。荷台も腐り中央から大木が育っていた。50年位前の産物かもしれないが酷いことをするもんだ。ここから尾根道通しに登るのだがトレースは無く登り始めたが膝上までのラッセルで10分位で止める。「これは今日中に帰れなくなる。」と思いトラバース道を行くことにした。尾根通しは標高100m以上高い倉持山(1.777m)から柳沢峠まで続くのだが、後で分かったが西風がこの背稜にぶつかり反対の東、北面のトラーバース道に雪が溜まるが南面だけは雪が解けて全く雪は無い。雪はくるぶしよりちょっと上位だけどやはり時間がかかる。トラバース道の中間に広々とした草原の防火帯があったが一面のソーラー基地が出現。エコな発電なんだろうが風情は台無しだ。千葉の三石山でも広大なエコ発電施設、筑波の巨大な風車とこれからも増えて行くのだろう。トラバース道は柳沢峠まで続き夏道の1.6倍5時間要した。柳沢峠から六本木峠までは雪が無かったが、丸川峠までは悪路と雪で時間がかかった。12月に降りた丸川の下りは急だが620mの高度差を1時間10分で河原に降り、さらに30分歩いて大菩薩峠登山口バス停についた。予定より2時間遅れだったが充実した山行だった。( 山口 )

 02:14(晴れ) 幕営地(04:57)⇒白沢峠⇒防火帯⇒柳沢峠(10:16-10:29)⇒六本木峠(11:38-11:50)⇒丸川峠()⇒大菩薩峠山口(16:02-16:45)バス⇒塩山(17:20)⇒西国分寺⇒東松戸⇒印西牧の原⇒自宅(21:10)

後記:身延から御坂山塊、瑞牆山まで完全トレースまで残すところ、甲武信岳から雁峠のみとなった。同じく奥多摩末端からは酉谷山から笠取山までとなった。そして瑞牆山から小川山、八ヶ岳蓼科山まで繋げて完成させたい。

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( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会