東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

朝霧通信「リモートAsagiri 6月版」

早いもので「リモートAsagiri 」を発刊して1年になります。当初は横浜クルーズ船のコロナ発生に基づく3月からの集会中止の代替策でしたが、そのコロナは未だに終息せず「リモ朝」も継続してきました。また内容も当初はコロナに対する我々山屋の有り方の話でしたが、世界的蔓延により各国のコロナ対策が、山リーダーの判断に参考となるので、実テーマとして取上げて見ました。この難題の対応には、各国リーダーの手腕の差が如実に現れ、同一条件下での結果比較は、山リーダーとしての参考になりました。登山は基本、自身の建てた目標を自身の身体を使って成し遂げる行為です。ましてやパーティの命運を決めるリーダーには、技術的能力ばかりでなく知的能力が不可欠で、社会人山岳会の特長はここにあると感じました。さて、5月連休をターゲットの第3回非常事態宣言下で、大阪は1,200人超の、また東京も1,000人超の感染者を出し、4月からの高齢者ワクチン接種の遅れに、5/7菅首相は1日100万人のワクチン接種目標を宣言しました。5/中旬からの各地接種も予約不手際が続出し、5/24からは防衛省による大規模接種が東京/大阪で開始されることになりました。所で山ですが、非常事態宣言に対して都岳連からは、これまでの対応を基本に、登山教室等の事業は行わないとの声明が出ました。また、5月連休には天候不順による荒天で、槍ケ岳や谷川岳で死亡事故がありました。自然には定形はありません、5月でも降雪や地吹雪はあり得ます。商業的情報頼りに山へ入るのは危険で、GPSとナビゲートアプリマップ頼りの登山には、状況変化への対応に脆さもあります。基本、便利用具はあくまでも補助、自立した自力登山力が必要です。一方、薩摩川内市西沖の下甑島ナポレオン岩にクライミング中の2名が、強風で進退窮まり救出を求め21Hr後に救出されました。・・・「リモートAsagiri 」の継続は未定ですが、近頃山では1年に及ぶコロナ自粛下に、高齢ソロや少数ハイカーを良く見掛けます。この試練をバネに、朝霧も強たたかさを身に付けたいと思います。(朝霧 植田 ) 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会