東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

北ア 槍~穂

7/21 電車で行く予定でしたが、山口先輩の車でいくことになり山荘を19時過に出発。釜トンネルまで行ったものの当日中に沢渡駐車場に到着。前の車が入場しないため追越したら、翌日に変わるため待機している。翌日に変わるのを待って入場した。

7/22 沢渡で5時始発のバスに乗って上高地(1508m)に着。マスクをしている人は多いが相当数の人が来ている。6時前に出発し途中から見える屏風岩。南稜やその他の岩も登ったな!!等思い出話に相槌を打ちながら10時過ぎに槍沢ロッジ(1819m)に着いた。同志と登った経験ははとても羨ましいなあと思いながら4時間で14km、結構平坦な道が続いた。いつになったら登りになるんだろう?と思っていると、ここが播隆窟だよ!!との山口先輩の一言で、ふと我にかえった。播隆上人?。そうだ!槍ヶ岳開山!!播隆上人だ。すっかり忘れていたがうれしくなって写真をお願いしたのが15時。しばらくすると恵の小雨?少し涼しくなって殺生ヒュッテで16時にテントを張った。夕方からは天候もよく良い写真が撮影できるのではないかと20時近くまで粘ったが残念。

7/23 2時に起床。梯子は随分待つんだな?と思ったが、4時過ぎには槍ヶ岳山頂に着いておおよそ30人位でご来光を待った。槍を下山すると次の目標は南岳。大喰、中岳、3000m峰を縦走。久しぶりの3000m峰の縦走。北岳間ノ岳を思い出しながら歩を進め8時前に南岳小屋(2980m)にたどり着いた。3000m峰21座の内いくつ位歩けたかな?ここから先は、切戸!!大丈夫かなと、山口先輩のあとをついて行く。そのあたり気を付けて!と、ところどころでのサポート。ただひたすらついて行くと、ここが底だよ、と約230mを下った。ここからは登り。あそこが長谷川ピーク(2841m)あそこは気を付けて!!と進んで、北穂高小屋でジュース(CCレモン600円)をご馳走になった。荷物が重くて結構きつい。雨だったら滑って怖いな。今日は天気が良いから大丈夫!!小屋から先は涸沢岳の上りがあるよ。涸沢岳もたしか3000m峰かな?それは外せないなと思い先を進むが、ここがきつい。もうピークはそこかな?と思っても次が待っている。いつになったら着くんだろう?と思っていると標識を発見。危うくピークを逃しそうになったが15時に山頂に着いた。この日も雨が降り出し穂高岳山荘にたどり着いたら、ザーザーの雨。このまま振り続けたら予定通り進めないし、帰れないかもしれない?小屋でテント場を借りようと申し込むが、テント場は満杯で張れない。素泊まりは可能とのことで8800円。しばらくすると晴れてきて、きれいな夕焼け空。山の天気は気まぐれだな?と思ったが午後は雨が基本だな!!本日はオリンピックの開会式らしく、しばらく見て寝床に着いた。この日良かったことは、途中の雪渓で雪を砕き水筒を満杯にしたことだ。しばらくの間、シャーベットを楽しむことが出来た。他の場所でも探したが、その後、雪を確保することはできなかった。

7/24 寝床の両脇で歯ぎしりといびきで全く眠れなかった。奥穂高岳でご来光を拝めようと2時半に起床し3時半に出発した。この日も寝不足で歩き出しから結構な坂を上ったが、予定通りご来光前に山頂(3190m)にたどり着いた。祠でお参りしてご来光を待った。暗いうちから登るのはこのためか?前日に登った槍ヶ岳を眺めながら朝焼けを堪能した後、ジャンダルムに行く?と誘われたものの、冷静な判断(本当はビビりました)で、3000m峰8座目を選び前穂高に行きたいですと返答した。吊尾根を紀美子平に下り荷物をデポして前穂高に向かった。おおよそ40分弱で登るとこちらも360度の絶景。劔に槍、常念、霞沢、焼岳、笠が岳等々名だたる峰々と岩峰が見渡せる。2人の若いクライマーと山口先輩の会話では、冬期縦走の事を話しているらしいが、二人はおどろいているようだった。私は別の人に勧められ、最先端まで進むと、そこからは涸沢カールとテント場が良く見える。前穂高に行ったらここの位置は確かにお勧めだ。おしえいていただいて感謝。ここから重太郎新道を岳沢小屋に下って休憩。小屋から上高地に下ると途中に風穴があった。本当に天然のクーラーだ。穴に顔を近づけるとその冷たさがよくわかる。上高地ではバス待ちで多くの人々。沢渡で教えてもらった日帰り温泉、竜島温泉せせらぎの湯(520円)で汗を落として帰路に着いた。以上(山口、黒澤)

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