東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

足尾山塊 松木沢~皇海山~庚申山~中倉山

9/10 足尾町銅親水公園駐車場着後、晩御飯は鍋でうどんを作って食べた。
9/11 曇り 気温18℃  明るくなる前に出発する。四年ぶりの松木沢は足繫く通った四十数年前と比べると植樹のおかげで遥に緑が増えた。車道から落石だらけの車道跡を歩きジャンダルム、黒沢、夏小屋沢、ウメコバ沢右岩壁、中央岩峰と登った岩壁を見ながら河原に降りウメコバ沢出合を過ぎた所で沢靴に履き替えた。最初の渡渉を過ぎ6号堰堤は左岸からザックを上げ登った。沢はほとんどが深くても膝上くらいである。思ったより水量が多いような気がする。途中左岸から高巻きするが戻って渡渉する所もあって時間を食う。ニゴリ沢出合まで数十回渡渉したか?水量があと10cm高かったら撤退だったかもしれない。沢靴初めての女性Iさん転びもせずよく歩きました。登山靴に履き替えてニゴリ沢を詰め、高度差600mのモミジ尾根に取り付く。泥の急登で標識がなければとても登山道とは思えない所を登る。やがて傾斜が落ちて樹林帯を進むとようやく国境平に到着した。さらに二時間、また急な登山道を登りやっと皇海山に着いたがこの登りは堪えました。完全に3人には追い抜かれた。写真を撮ってすぐに下る。不動沢のコルは思ったより狭くテント1張りがようやっとの広さだったが疲れた身体には充分だった。10分下って3.5ℓ給水でき良かった。
9/12 曇り時々晴れ。気温12度
夜中はシカの鳴き声がうるさかったがほゞ熟睡できた。04:52出発する。鋸山の直下のロープ登りして頂上に立ちここから10のピークを越すが垂直の鎖場、6mのアルミ梯子、60mのロープ下り等が続く。薬師岳で思い込みから直進し10分位?タイムロスする。実際は右折する場所だった。反対方向から百名山皇海山を目指す人も多い。庚申山手前の展望台からはピラミダルな皇海山が見事である。登ってきた国境平から北に三俣山の足尾山塊、日光白根山男体山、女峰山等が望める。庚申山からは直角に左折しヤマップに沿ってクマザサを進む。この先は登山道ではないが間もなく踏み跡にぶつかり、ペナントも出てきて展望も良くなりほぼ山稜通しに進むのだがクマザサの場所は獣道と重なっているので分かりにくい。クマザサも高いところでは首まである。オロ山、沢入山、中倉山へ縦走するが反対方面からの登山者もぽつぽつすれ違う。登山道には樹木が少ないので絶えず足尾山塊、日光の山々を見ながら尾根歩きができる。中倉山で大休止して下山に取り掛かる。九十九折の急斜面を下り登山口から林道を歩き銅親水公園に予定通りの時間に下山した。( 山口 他3名 )
後記:この地に朝霧で最初に足踏み入れたのは1974.4.28~29。一人、登山靴で沢の中は裸足で松木沢~不動沢のコル~鋸山~庚申山を縦走したのが初めてである。渡渉の記憶は少ししかない。それ以降、今は亡き川内と氷に岩に幾度となく通い詰めた思い出深い山域である。

9/10(金):千葉県印西市自宅(15:20)車両⇒常磐道東北道日光宇都宮道路⇒栃木県足尾町銅親水公園駐車場(19:00)  /  9/11(土):銅親水公園(04:45)~ウメコバ沢出合(06:45-07:03)~ニゴリ沢出合(10:30-10:55)~国境平(13:08-13:17)~皇海山(15:30-15:40)~( 幕営地 )不動沢のコル(16:06)~消灯(19:30) / 9/12(日):起床(03:20)~幕営地(04:52)~鋸山(05:40-05:47)~薬師岳(07:20-07:25)~庚申山(09:00)~沢入山(11:50)~中倉山(12:35-13:05)~中倉山登山口~銅親水公園(15:27)⇒日光宇都宮道路東北道常磐道⇒自宅(19:50)

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