東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

奥秩父 笠取山~飛龍山~雲取山~長沢山~タワ尾根下降

11/12:朝・ヒョウ後晴れ / 出発時は快晴だったが雲が怪しくなり10時頃ヒョウが降り始め思わず雨具を着てしまったが直ぐ止みほっとした。過去2回上り下りを利用してる亀田林道コース、人に会うこともなく速いペースで雁峠に着く。風が冷たい。林野庁の4人とすれ違う。分水嶺から笠取山の急登であえぎ頂上に着く。夫婦と思しき方とすれ違う。甲武信岳方面、前回歩いた柳沢峠方面、雲にちょっと隠れてる富士山が見える。先に進むが笠取山頂上は、実際には数十m先だった。ここからは1900m~2100m級の稜線を歩く。人とは合わず偶に鹿と会う。唐松尾山から下ること1時間ちょっとで将監小屋に着いた。小屋は閉まっていて水が豊富に出ていた。テント場は段々芝生になっていて独り占めだった。

朝霧山荘・平井駅(04:52)⇒塩山駅(07:25)タクシー⇒新地平登山口(07:57-08:02)~雁峠(10:35)~笠取山~1,953m(11:30-11:37)~唐松尾山2,109m~将監小屋(15:55) 消灯(18:00)

11/13:-5℃晴れ・4時に出発する。自分の登山でのモットーとして夜明けの1時間前に登山開始することにしているが、それは静寂の瞬間が訪れるのが好きだからかもしれない。20分位直登してから山腹をトラーバース気味の歩行が延々と続く。この時期落ち葉が石の上、下りの土にも積もっているので気が抜けない。奥深い奥秩父の山々には見渡しても灯り一つ見えない。6時に夜が明け3時間で大展望の禿岩に着く。新雪を被った富士山、白い山脈は北岳から始まる南アルプスだ。昨日、笠取山を出てから初めて遭遇する単独者が来た。大きなザックは雲取山から信州峠まで行くらしい。こういう人は好きだね。飛龍山を登りアップダウンの稜線を進むと人混みの雲取山に到着する。下って雲取山荘のテント場は盛況だった。三峰方面からの登山者も多い。大ダワから少し登って右の尾根に出て急な尾根を登ってた時、下を見ると何か黒いのが動き大木の陰に頭が隠れた。頭が出て目が合った「熊だ!」慌てずジッとにらみ合ってると下の方に移動していった。芋ノ木ドッケに上がりなだらかな長沢背稜に出た。広い尾根を30分位歩きヤケトの頭に着いた。時間は15:30分。これから先は狭い尾根が続くので後1時間で暗くなる。ここに幕を張ることにした。今日も18時には床に就いた。
将監小屋(01/13:将4:40)~禿岩(07:54-08:07)~飛龍山2,069m(08:40)~北天のタル(09:11-09:22)~雲取山2,017m(12:12-12:18)~大ダワ()13:57-14:04~芋ノ木ドッケ(14:54-15:01)~1,818峰(15:30)幕営地 消灯(18:00)  

11/14: 晴れ・ 4時に出発する。やはり少し歩くと急な下りの岩稜が延々と続く。昨日の設営場所は正解だった。なだらかな長沢山に登り、樹林帯を歩くと天祖山との分岐になり夜が明けた。ここからは歩きやすい縦走路だが右斜面には気が抜けない。タワ尾根の分岐にはあっという間に着いた。計画では三ツドッケからヨコスズ尾根を下る予定であったが、三年前に登った事があるタワ尾根を下ることにした。多少アップダウンがある上部は分かるが下部のなだらかな尾根はペナントも無くヤマップに頼り進む。一石山で落ち葉の多い登山道のドン真ん中に明らかにクマが寝たと思われる大きな楕円の窪みがあった。「夜中で無くてよかった!」日原鍾乳洞からバス停に着き山行を終えた。

11/14: 幕営地(04:00)~長沢山1,738m(05:19)~タワ尾根の頭(06:54-07:03)~ウトウノ頭(07:59-08:05)~日原バス停(10:50-12:00)⇒奥多摩駅(12:25-12:35)⇒朝霧山荘(14:55)⇒自宅(16:30)

後記:これで裏道志の高柄山、高尾山、奥多摩高水三山、富士五湖天子山塊~大菩薩の4方向から甲武信岳~八ヶ岳 硫黄岳まで繋がった。( 山口 ) 

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( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会