東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

福島県いわき 二ッ箭山(709m)

    同行の二人が今後北アルプス南アルプスへと登山活動するので、よく岩トレに使われる「いわき二ツ箭山」で講習しようと出かけた。
   新小岩の集会所で合流し05:00に出発し予定通り08:00に二ツ箭山登山口駐車場に到着する。装備を着け出発する。すぐに登山道に入る。昨夜の雨のせいか樹林帯はひんやりとして気持ちが良い。沢コースから沢筋を歩き、滑る所では杉山さんが初めてなのでザイルを着ける。〆張場で休憩して尾根に上がり岩場コースを右に岩場を登り下りと進んでいくと目指す鎖場下に到着する。ここが岩トレの始発点だ。男体山と女体山のコルまでの鎖場は35m位でまだ少し濡れている。ザイル、ハーネス、カラビナ、シュリンゲも使ったことのない二人を、今までの講習とは違い二ツ箭山の男体山と女体山には全て太い鎖が固定されてあるがこれをつかまないで素手でフェースをアンザイレンしながら登下降して学ぶ方式を取った。8φ×30mを二つに折りし(長いザイルだと声が届かない、見えない為)私がトップでランニングビレイを取りながら登り二人をセカンド、サードにして登らせ確保する。それを繰り返す。最初にメインザイルとハーネスの連結、セルフビレイの取り方、肩がらみの確保姿勢を教える。先に登るがザイルのトップは2017年6月の谷川岳、マチガ沢シンセン沢左俣以来だ。「血沸き肉躍る」まではいかないがクライマーとしての士気が高揚する。ランニングビレイを取りながら登り区切ってから、二人に登ってもらいセルフビレイを取り確保器による確保までの順序を教える。杉山さんがニコニコと一声「楽しい!」と声を上げる。連れてきた甲斐があった。繰り返し登りコルに着くがグレード二級位。女体山の登りは長さ15m位で乾いていてダイナミックに登れる。山頂で昼食にする。周囲はモヤっとして遠望が利かない。地元の人に飲み物を頂く。食後、女体山から鎖を掴まないで下降するがザイルを付けても一部鎖を掴んでしまう。怖さから体を離せないので必然的に足元が見えなくなってしまう。男体山の登りは15m位だが中間に3mの垂直の壁がある。トップは慣れてきたのでザイルを着けていれば鎖を掴まないで快適に登れる。セカンドの杉山さんを登らせ下からは仲子さんが指示する。三人登り狭い山頂でパシャリ。下りはスムーズに降りられた。グレードは三級+位。再度女体山を登り装備を解いだ。講習は4時間費やした。10分位道を登ると二ツ箭山に着いた。展望は全くない。下山は月山を踏み1時間15分で駐車場に着いた。
二人から「楽しかった!」と言われリーダー冥利に尽きる。( 山口,杉山、伊藤 仲 )

07/13(土)総武線新小岩駅最寄り(05:00)車両⇒首都高平井IC⇒常磐道いわき中央IC⇒二ッ箭山登山口駐車場(08:00-08:16)⇒〆張場(09:16-09:23)⇒鎖場コース岩トレ⇒女体山(登下降)⇒男体山(登下降)⇒女体山(登攀14:30)⇒二ッ箭山(14:42-14:50)⇒月山(15:20)⇒二ッ箭山登山口駐車(15:45-16:00)⇒常磐道中央IC⇒外環道⇒新小岩駅最寄り解散(19:55)

   7月13日何時も会で使ってる「にこわ」で山口先輩と杉山さんと5時に待ち合わせして山口会長の車で二ッ箭山登山口まで常磐道で行き、途中パーキングへ寄り道して登山口には8時に到着ハーネスを装着して8時10分過ぎに出発し沢沿いを歩き始めはとても気持ちよかったです登山道は樹林帯、前日の雨で濡れて苔で少し滑りやすかったですが順調に歩き女岩に到着、ここでザイルワークの手解きを教わり、山口先輩が先に登り、ザイルを付けていざ岩登り開始、最初は杉山さんが登りましたがとても楽しいと言ってました。初心者なのに凄いな〜と思い、次は私の番、鎖を使わず登り始めました。鎖を使わずに初めて手で登りました。不安と怖さを感じましたが、山口先輩とザイルで繋がって居る安心感とセルフビレをしながらだったので楽しく登る事が出来ました。色々な用語もお勉強になりました。日差しがとても強く暑かったですが女岩の山頂でお昼休憩…先にいらした方から3人にコラーゲンジュースを頂き一息つきました。とても美味しくて、ありがたかったです。女岩を降り、今度は男岩に登りました/どちらも登りよりも下りの方が足元見え難く、慎重に降りました/どちらの山頂も見晴らし良さそうでしたが少しガスっていたので、遠くの山々は見れず…ちょっと残念--- 二ッ箭山の山頂は見晴らなく下山途中に女岩、男岩が見れてあの山に登ったんだと感動しました---月山通過さくさく下山、思ったより岩トレに時間をかけたので、山行計画より時間経過しましたが、無事に16時前に駐車場に到着今日はとてもお勉強になった良いなりました/山口先輩暑い中本当にありがとうございました。( 伊藤 仲 記 )

 

 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会