いつものように弁当を作り、駅に着くと既に20名程の乗客が一番電車を待っており、登山者はいないかなと見渡しましたが、それらしい人影は無く8割程度席が埋まった車両に乗り込みました。青梅線に乗り換えからは9割方登山客で、二俣尾駅に降りたのは私だけでした。登山届のボックスを探しましたが、設置はされておらず、トイレだけを借りてまだ朝の冷気が残る街を進み、途中多摩川の橋を渡り、愛宕尾根に取り付こうとしましたが、伐採作業で登山道は通行禁止の案内があり、土曜はやっていないだろうと思って愛宕神社まで登りましたが、思い直して築瀬尾根に迂回しました。林道を歩き築瀬尾根に取り付きましたが、あまり登られていないと見えてススキの藪を搔き分け、搔き分け進み、やっと高峰山で日向和田駅からの登山者に出会う事が出来、それからの登山道は良く踏まれていて、日の出山山頂では昼時とあって30名近くのハイカーで大賑わいでした。中高年齢グループの元気な笑い声を背中に、手作りの弁当を掻き込みさて長丁場の金毘羅尾根です。この尾根道は整備が良く行き届いていて、山岳耐久レースのコースにもなっているようで素晴らしい脚線美の若者が鈴の音高く走破して行きました。鴛鴦ハイカー、気合の入った中年のおじさん、最後にはマウンテンバイクのあんちゃんにも抜かれ、それでも明るい内に武蔵五日市駅に到着でき、下山報告となりました。この地域は戦後に植林された杉の伐採期に入っているようで、登山道通行禁止の箇所もあり事前の調査で判れば良いのですが、出くわした場合は、素直に迂回した方が賢明です。又熊や鹿等の動物とのトラブルも発生している様なので鈴やカウベル等の鳴り物は必須の持ち物です。(1番良いのは爆竹)天候に恵まれ快適な山行でしたが、とにかく皆さん特別快速運転です。くれぐれも自分の安全を確かめてから路を空けましょう。( 記:伊藤 源 )
二俣尾駅8:00~築瀬尾根取り付き9:30~日の出山11:50~麻生山13:10~金毘羅山15:00~武蔵五日市駅16:00