10月12~13日、かねてより温めていたナメラ沢へ沢登りへ行ってきました。
12日(土) 早朝に最寄りの駅を出発、塩山駅で伊藤 守と落ち合い、バスで西沢渓谷に09:30に到着。久渡沢沿いに雁坂峠への登山道を歩く。1時間ほど歩き踏切沢橋を渡るとまもなく右側に下降点を示す看板「ナメラ沢へ」が現れるので落ち葉を踏み締めながら下降、峠沢に出て身支度をしてさらに10分ほど下降するとまもなく右岸に合流する沢がナメラ沢である。(11時頃)入渓谷して最初の5m垂直滝を右壁のお助けスリングに助けられ越える。左岸から入る中の沢を過ぎるとまもなく20mの滑滝が現れ見ごたえがある。水流沿いは寒そうで滑りそうだったので左岸沿いをぬめりを避けながら登る。13:30頃にキャンプ場適地(標高1500m過)に到着。焼酎を少し飲んでほろ酔い気分でツェルトを張り焚き火の支度をする。付近に落ちている枯れ枝を拾うが湿っておりなかなか火が付かない。なんとか落ち葉や鉛筆程度の太さの枯れ枝を集めてショボい炎で随分と時間をかけてレトルトカレーを温めた。消えそうになるたびに息を吹きかけるのに疲れてしまいイマイチ気分が盛り上がらず日暮れるとまもなく就寝した。寝袋を持参しなかったせいか途中寒さと尿意で何度も目が覚める。ヘッドライトを消すと木々の間から満点の星空を望めた。
13日(日) 6時出発。ナメとガレ場の混じった沢を歩くと(昔は1枚岩の美しいナメが延々と続いたらしい)まもなく木々の間をまっすぐ伸びる一枚岩のナメに出た。くるぶし程度の水流をヒタヒタと歩くのは心地よい。水流3:1の二俣を左俣に入りくの字の滝を過ぎ右岸から入る顕著な枝沢に入る。( 07:30 )標高1800m付近で左の不明瞭な踏み跡を辿って青笹尾根を水平に巻くとやがて尾根上の明瞭な踏み跡が現れる。(08:30頃) ここは膝下程度の青笹に覆われた明るい緩やかな斜面で木々の梢の上に甲武信ヶ岳を望め清々しいところだ。赤テープに導かれながら歩く。時折鹿が鳴きながら視界を横切る。やがて明瞭な防火帯となり、11:00頃 国道に出た。少し迷って12:00 前に西沢渓谷のバス停についた。/ (感想)ナメラ沢はさほど難しいとろはなく傾斜も緩く時折現れるナメ滝がそこそこきれい。癒し系の沢であった。( 木戸記、伊藤 守 ) 2024秋 朝霧祭 10/26ー27
本沢は41年前(1983) 5月に単独入渓している。当時は塩山駅に夜行電車で未明着している始発バスも未明に出、西沢渓谷入口に 日の出前後に!バス停も雁坂峠入口、新地平下車だと思う、今では新地平先より道路も広くなおかつ直線、橋も立派になり昔の面影はなくなった!多分現在の「道の駅 みとみ」が 「雁坂峠入口」かと思う。 当然 早朝に出たので、ナメラ沢も西破風山付近につめ上げ尾根上を雁坂峠~新地平へと下山した、余裕の夜行日帰り山行かと思う!なお翌年1984に朝霧入会( 伊藤 守 )