東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

上越 谷川岳 幕岩Aフェイス

特に印象に残る山行です。いつもの長岡行の列車に揺られ、水上駅に着き直ぐ南面を目指し歩き始める。途中休憩を挟み、先輩達の遭難慰霊碑に到着する。話には聞いていましたが参拝するのは初めてでした。後で坂口伊助さんから聞きましたが、夏山の遭難で遺体の損傷はあの坂口先輩をもってしても、最悪だったと云っていました。いよいよ幕岩の取り付きです、植田リーダーがトップで高度を稼ぎ順調に高度を稼ぎ、いよいよ遭難箇所のトラバース地点です。ここまでは割とホールドもスタンスもしっかりしていて、危うさは感じられなかったのですが、ここは岩が逆層となっていて、高さもあり、又次のホールドも遠く、失敗は許されないピッチです。慎重にザイルを伸ばし乗り切り、その先1ピッチ登った先からは垂直の木登りです。尾根筋に出たころにはすでに黄昏が迫っていました。すでに水も尽きて、熊笹の水滴をなめ避難小屋に到着しましたが、満員でとても入れる隙は無く、稜線上を肩の小屋目指して不思議な陶酔感と共に歩きましたが、ここも盛況だったので、暗い中勝手知ったる西黒尾根を下る事となりました。とにかく土合駅に着いたがとっくに列車は無く、時刻表を調べ、水上駅に行けば夜行列車に乗れるとわかり、どうして移動できたか忘れてしまったが水上駅まで行き、上野行に乗ることが出来ました。両夜行日帰りの中でも特に、忘れられない山行で、どうも植田リーダーと一緒だと残業とか、両夜行になるケースが多かったように思います。植田さん良き思い出をありがとうございました。写真は現在の土合駅です。 (伊藤 源、植田)1979年夏

※東京朝霧山岳会PV(プロモ-ションビデオ)  

     
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