東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m)

丹沢 大山南東尾根子易支尾根

  昨日の日向薬師裏尾根が不消化だったので、今日は尾根反対側の子易から登ることにする。今回も自流の「三密厳守/ひと気ない平日PM/ソロ山行」で行く。子易集落の里道を沢沿いに辿り、終点の伐採場裏からヤブ尾根に取付き稜線を目指す。傾斜も緩み稜線と覚しき所に飛び出すが、そこは林道だった。また林道か。昨日同様である。丹沢や大山には、治水や保林や送電線の為、山腹には業務用林道が張り巡らされている。山屋としては不評だが、重要なインフラだから仕方がない。そう自分に言い聞かせて林道を辿る。林道ってのは何処も同じようだと思いながら暫く歩くと、見覚えのあるゲートが見えた。何んだ。昨日の林道、また歩いたんかよ。
・・・いや待てよ。ンならここから先は読めてんジャン。昨日目安を付けた樹林帯からヤブ尾根に取付く。背の低い獣道のような踏跡ヤブ漕ぎで稜線に出る。主稜線の樹林間は稜線漫歩。P653に辿り着く。P653にはショボイ立看があり、そこにはエボシ山と書いてあった。大山川側へ踏跡が分岐している。そこからは明瞭な踏跡を辿って、見知った不気味地蔵尊の峠に着いた。帰路は、エボシ山から大山川側へ下る。当初は急な下りで踏跡も明瞭だったが、傾斜が緩み開けた所で踏跡を失う。地図では大きなトラバースだが、傾斜がきつ過ぎる。大山集落へ続く支尾根を地図で探し、安全そうなその尾根伝いに、ザラ砂混じりの急坂を立木掴みで下る。途中里山道に出て辿ると大山小裏に出た。 ( 朝霧 植田 )

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丹沢 大山南東尾根日向薬師裏支稜

  5/25の首都圏解除で、神奈川県では全面解除になったが、県外からの越境入山等は規制されているので要注意である。先週末の大山山頂は、解禁後初の週末でひどい人出だったので、自流の「三密厳守のひと気ない平日のPMソロ山行」に戻す。山を見定め乍がらの目視アプローチ、それに加えて対岸からの取付で、時間を食われる。結局、頼朝使者が参拝時に使ったという日向薬師の日蔭道を辿り、道横の害獣阻止柵から伐採跡に入る。伐採跡の落葉急傾斜を登って支尾根に取付くと、読み通りに支尾根に区界杭を発見する。区界杭を確認し乍がら支尾根を詰めると、急に林道に飛び出す。林道を横切り、更に同様の支尾根登りをすると再び林道。地図だとそろそろ主尾根の高さ。林道も主尾根沿いなので、その山中林道を辿ることにする。下部ピークのP472は、その林道の裏になって登れない。暫くその林道を辿るとゲートにぶつかり、新たな横断林道に合流した。地図で確認すると道は横断林道を越えているが、急崖で道らしき物はなくP653の主尾根には取付けない。時間は?と見ると、PM登山の目安の16:00間近。取付のモタモタが悔やまれるが、今日は偵察と腹をくくり、横断林道を日向側に下る。暫く下ると急峻な崖は樹林帯となり、樹間には空間も見えた。よし、P653主尾根への取付部は決めた。林道の途中で日向方面への点検踏跡を見つけ、ザラザラ砂の急坂をWストックのへっぴり腰で浄発願寺に下り着く。( 朝霧 植田 )

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丹沢 大山南尾根 聖峰 ~ 大山

  大山南尾根の「蓑毛のみち」、「弘法山塊」、「善波高取山」に引続いて、「聖峰ー大山」へ行ってきた。都岳連の自粛解除もされたので、昨日の善波峠からの高取山で決めた「聖峰からの高取山経由大山」だ。前回同様に、「三密厳守」のひと気ない大山古道からの県内ソロ山行。未明に自宅を出発、今日は気がねなしの1日かけての大山南尾根である。聖峰は、伊勢原では有名な古社比々多神社の先にあり、頂上に不動明王が祀られている。その先高取山分岐までが、あの特徴的なプラトーで、高取山に辿り着く。不動越からの未知の稜線中盤部は、次々と巨大電波塔が続き、稜線歩きではなく尾根西側の施設建設用の林道歩きとなってしまった・・・残念。中盤最後の浅間山電波塔を過ぎると再び山道となり、急登の後に表参道の尾根合流点の16丁目に到着する。16丁目の巨大石柱に、当時の信仰深さと荷上苦労を思い、慣れ親しんだ南尾根上部の表尾根を頂上へと向かう。頂上には非常事態解除後初の週末ときて、多数のハイカー。やはり低山は、「ひと気のない平日のPM」の自分流に限ると、早々の退散で往路を下る。浅間山からの中盤は、不本意な巻道のような林道を敬遠して、稜線伝い に踏跡を下ることにする。稜線が切れて急傾斜になると、踏跡は消失した。樹林帯で見通しも効かず、山座同定もできない。太陽と地図で方向付けをして、区界ぽい枯葉の急斜面を、登り返し覚悟でズリ下る。目安は切跡。伐採者の通過痕跡だから。やがて傾斜も緩やかになり、眼を凝らすと樹間に区界杭らしき赤色を発見。暫くすると、樹間越しに樹林の切れ目も・・・やったネ。林道に出たが何処だか判らない。とにかく林道を上ることにする。辿り着いたイヨリ峠とは、往路で横切った林道、不動越のことだった。高取山手前で分岐道を見つけ、「トレース潰し原則」のもと、往路聖峰ルートの1本北側の支尾根を下ることにする。これで、4回に渡る大山南尾根は終わった。資料もGPSも使わない、山姿を見てルートを決め、登査してみて次の展開を考える。素朴な初期型山登りには急傾斜で進退窮まるような、ある意味で冬山よりも難しいルートファインディングが求められる。こんな「自在な山登り」が楽しめるようになったのも、朝霧のお蔭か・・・?次は、途中で気になった大山川対岸の南東尾根の下半部。「素朴山登り」の、興味は尽きない。( 朝霧 植田 )

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丹沢 東丹澤

 

  渋沢STからバスに乗りヤビツ峠。ショートカットして大山奥の院。大山三峰山辺りの鎖や梯子を楽しんで、煤ケ谷(すすがや)に下山。ヤビツ峠と大山奥の院は登山者でにぎわっていたが、その先は少数。下山後はバスを乗り継ぎスーパー銭湯へ。たまのグループ山行は楽しい。今回は七沢温泉辺りに下山する計画だったが、煤ケ谷に変更となったため、次回は七沢温泉へ下ってみたい。

ヤビツ峠825)~大山奥の院945)~三峰山(1254)~煤ケ谷(1559)(黒澤他4名)

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丹沢 善波峠~大山南尾根高取山

   梅雨前の晴天なので、昨日の大山南尾根の裾野弘法山の際に偵察した善波峠から、南尾根下部プラトーの高取山を越え、行けるところまで行ってみることにしました。前回同様に、「三密厳守」で県内の人気ない平日PMのソロ山行ですので、まあ高取山周辺の調査がメインですが。善波峠は、箱根越東海道の裏街道として矢倉沢往還の名で 使われた道で、それなりの味わいがありました 。道は#246号の隧道上を通り山道を辿ると、相州アルプス同様の害獣阻止柵があり、緊張が走ります。早速、熊避用のカウベルと背中のW杖を取出して、準備を整えます。途中の念仏山を過ぎると里山感はなくなり、急登の後に肩に出ます。肩からは東に顕著な尾根が延びていて、どうやらこれが南尾根裾野下部のプラトーの正体のようです。高取山頂上にはTV電波塔が建っており、今後の山座同定には有効に使えそうです。頂上からは残念な程の急坂を下り、緩らかな樹林帯に着きます。樹間に見えた気味悪い赤布は、不動越の地蔵尊でした。ここでPM登山の目安の16:00になったので、その先の中盤は断念して、引返すことにしました。心残りなその先を5分だけと偵察に行くと、先は直ぐに林間でした。何だ林道かと思いましたが、林道は峠を跨いで両側に下っていて、尾根道は更に上に延びていました。帰路の高取山肩分岐から派生する尾根を見て、次回はこのプラトーからの大山南尾根だと誓って下山しました。( 朝霧 植田 )

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丹沢 吾妻山~弘法山

   政府からの全面非常事態解除が出されましたが、懸念していた第2波感染が北九州に出て、「三密厳守」はつくづく必須と感じています。今回も難度を下げて散策レベルの県内平日PMソロ山行で、吾妻山~弘法山に行ってきました。吾妻山~弘法山~権現山は、一昨日に行った大山南尾根の蓑毛の裾野先に、コブのようにできた山塊で、郊外の林間散策ハイク道でした。そのクヌギの樹林帯は、木漏れ陽の緑が清々しい最高のハイク道ですが、ただ一点最悪なのが山ビルでした。靴下のふくら脛が湿っぽいと感じて、脱いでみるとタップリと血を吸った山ビル。下町育ちの小生には経験がなく、「アッワッワッ」の大騒ぎでした。途中、善波峠まで足を伸ばし、大山南尾根末端にあたる登り口の偵察を行う。よし、明日はこの裾野末端のトレースに決めたぞ。( 朝霧 植田 )

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緊急事態宣言全面解除を受けて 当会及び会員関係の皆様へ

<山岳四団体声明>政府の緊急事態宣言全面解除を受けて 山岳スポーツ愛好者の皆様へ

 令和2年5月25日

政府の緊急事態宣言全面解除を受けて    山岳スポーツ愛好者の皆様へ

 本日(令和2年5月25日)、政府は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除を発表しました。国民、そして山岳スポーツ愛好者にとっては待ちに待った宣言解除です。山岳スポーツ自粛をお願いしてまいりました山岳四団体として、自粛要請の重要性をご理解いただき、ご協力くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。
 自粛解除後の山岳スポーツ再開にむけて基本的なガイドライン(指針)を下記に示しました。より詳細なガイドラインにつきましては自治体、所属の山岳団体、山岳会等のガイドラインを参考にしてください。ガイドライン遵守は、山岳救助関係者、医療関係者、山域圏内の住民、そして山岳スポーツ仲間への相互感染を防ぎ、予想される第二次感染症拡大防止に貢献します。全面解除を受けてもコロナウイルス感染の危機は常に存在します。引き続き皆様のご理解とご協力をお願いします。

                                                                                記

「自粛」要請解除後の登山・スポーツクライミング活動ガイドライン  感染させない、感染しないために

1. 近距離(100km圏内程度)でできるだけ都道府県を跨がない日帰り登山から始めましょう。

2. 体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は止めましょう。入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、収容先地元医療機関に多大の迷惑を及ぼします。

3. 登山は、少人数で行いましょう。(パーティーは、当面5名以内で。)

4. 自粛期間中、季節や地震による山容の変化、登山道の荒廃など思わぬ危険が潜んでいます。十分な登山ルートの下調べと地図、コンパスの持参、登山届けは必ず提出し、家族にも残しましょう。

5. 登山中でもマスクを着用しましょう。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意し、こまめに水分摂取を心がけましょう。

6. 登山、クライミングジムでのソーシャルディスタンスを守りましょう。
一般的には2メートル前後ですが、登山中の場合は、さらに距離が必要と言われています。また、クライミングジムでは建屋構造、利用人数等で制限がありますので、ジムの指針に従って行動してください。
咥えロープ、滑り止めなどもジムの方針に従ってください。

7. 登山山域内での買い物や、下山後の呑み会等も地元住民への感染防止の観点から控えてください。食材、飲料、緊急食などは出発前に揃えておきましょう。

8. 自粛中に衰えた筋力、体幹を鍛えましょう


今回の世界的新型コロナウイルスの蔓延により、社会構造、経済が大きく変化し、それに対応する新しい生活様式の確立が必要になりました。登山もスポーツクライミングも新しい視点からの活動指針が必要です。
 山岳四団体でも皆様方のご協力を得ながら、安心安全な山岳スポーツの再興を目指し努力してまいります。
 自粛期間中の皆様のご協力に重ねて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。


                       山岳四団体

                                                                                            公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会
                                                                                            日本勤労者山岳連盟
                                                                                           公益社団法人 日本山岳会
                                                                                           公益社団法人 日本山岳ガイド協会

  関係資料

 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会