東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

福島 磐梯山(1819m)・安達太良山(1700m)

8/24:この日は南ア、仙丈ケ岳登山の予定だったが天気予報では悪かったので今日中止となった。一人になったので一日で磐梯山安達太良山を登ろうと思い立ち計算してみると日帰り可能なので、裏磐梯に車を走らせると17時20分に八方台登山口に着いた。

8/25:曇り後ゲリラ豪雨

薄明るくなった頃に出発する。ブナ林を25分も登ると江戸時代から営業していたが今は廃墟となった中ノ湯跡に着く。源泉がボコボコと噴き出している。1時間程樹林帯の急登を過ぎると弘法清水分岐になり冷たい水が美味しくてたまらない。最後の急な登りを25分頑張るとサッと視界が広がり磐梯山山頂に着く(4回目?)。北に吾妻山、飯豊連峰、西に猫魔の山々、南に猪苗代湖、東に安達太良山が見える。北の真下の噴火口周辺は荒々しい。下りは一気に八方台登山口に降り車であだたら高原スキー場登山口に着く。安達太良山ルートはスキー場右から林道を登りスキー場右端沿いに登って薬師岳展望台に上るが、身の丈以上の笹を刈ってなくて、太陽の暑さも加わりペースがガクッと落ちた。タイムより30分オバーの13:00に頂上に着いた(5回目)。この頃空は黒い雨雲に覆われ雷とポツポツと振り出してきた。下りに入り峰の辻を過ぎた頃突然の雷と豪雨に見舞われる。下りはレキ(中位の割れ石)場なので踏み跡は全て川になり、一旦平らな場所からくろがね小屋迄の急斜面は濁流となり足は膝位迄水が上がり樹木を掴みながらの下降になった。くろがね小屋から下の林道は殆ど川になっていたので上の道を進むも道が遮断されまた小屋迄戻り(20分ロス)川になった林道を1時間半歩いてようやく登山口に到着。安達太良山からずっと休みなしの3時間でした。雨も小雨になり全身着替えて帰宅の途に就きました。中身の濃い山行だった。( 山口 )

ゲリラ雷雨で思い出すのは1974年(入会して2年半)7月28日、西原さんと一ノ倉沢滝沢下部トラバース~第二スラブ~ドーム壁ルートの計画で第二スラブで雷雨になり、一ノ倉沢の全壁がみるみる滝となり、スラブも川になり身体に付けている金属を全て外し固定し、立ったまま雷雨が通り過ぎるのを待つだけ。というのがあった。これがいかに悲惨か分かるのは吉田さんと伊藤 守だけかな?英樹さんとは第三スラブの真ん中で雨の中シュラフカバーを裂いて二人でビバーク、衝立岩の洞窟ハングで腰を下ろしたままビバークも一緒でした。

又、中央沿線に良く一つのピークだけ行かれるが目標を持つともっと楽しくなると思う。天子山塊から、道志山塊から、西丹沢から、高尾山から、奥多摩から、八ヶ岳までは全て繋がっているので秀麗富岳12景も含めて良い山がいっぱいあります。

8/25:裏磐梯高原、八方台登山口(04:36)⇒磐梯山(06:45-06:52)⇒八方台登山口(06:26-08:40)車両⇒あだたら高原スキー場登山口(09:48-10:00)⇒薬師岳展望台⇒安達太良山(13:01-13:09)⇒くろがね小屋(14:01-14:25)⇒あだたらスキー場駐車場(15:49-16:17)車両⇒東北道二本松IC⇒栃木都賀JCT北関東道常磐道圏央道牛久阿見IC⇒自宅(21:05)

 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会