東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

奥多摩 御前山~風張峠

    多摩川に架かる境橋の真ん中にあるバス停で降り、少し戻り右岸の急登の車道を登る。50分位登り栃寄の家を過ぎるとまた急登の登山道になる。暖かいので上着はずっと冬用下着1枚で十分である。3時間で御前山に到着する。登りでは誰とも遭わなかったがここには10人程いる。天気も良く、笠雲の富士山、大菩薩、奥多摩の山々が見える。ここから小河内峠、月夜見山へと歩き風張峠から、「やまのふるさと村」めがけて降り奥多摩湖の浮き橋を渡って、小河内神社バス停に着くと6分でバスが来て、奥多摩の駅では「ホリデイ快速」にすぐ乗れラッキーな一日だった。( 山口 )
今回の目的は、高尾~大菩薩嶺のルートでここが抜けてたので埋めるべく歩いた次第です。⇒

 12/12:奥多摩駅(07:25)バス⇒境橋下車(07:32-07:37)⇒栃寄森の家(08:37-08:45)⇒御前山(10:434-10:56)⇒風張峠(12:59)⇒小河内神社バス停(14:43-14:51)⇒奥多摩駅(15:15:16-15:27)ホリデイ快速⇒お茶の水⇒自宅(18:30)

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丹澤 熊木沢 蛭が岳

    10月31日は熊木沢から弁当沢ルートに行けたものの不動の峰から丹澤山へ下山してしまった。17時半過ぎには大倉へ下山できたため、今回もプラス1時間から1時間半程度と思い、熊木沢から蛭が岳に直登することにした。歩きだしから足が重く鍋割山に20分遅れで到着。この先が思いやられそう。熊木沢出会いで25分遅れた。この先は未知の領域ずっと河原を歩いていくつかの堰を越えた。堰越えは沢登と変わらず。堰の際を登ったり、倒木が立ててあるところを登ったり、バッグを堰の上にのせてから空身で登ったり、これまで先輩方に教えていただいたことの実践だった。ずっと河原を歩いてとりあえず目印のクルマにたどり着いたが、手前に作業道らしい道もあったようだ。南尾根に取付くとテープやかすかな踏み跡があった。尾根を外さないように歩けば迷うことはなかったものの、ところどころ楽をしようと外れると尾根に戻るのに草付きや崩れそうな岩を頼りに登り返す羽目になった。とりあえず蛭が岳を目指して泊めてもらおうかと思っていたら、予約でいっぱいで泊まれないとの事。以前お世話になったMTCの方々が宿泊でいらっしゃったので、ビールを飲みながらご挨拶。塔ノ岳はすぐそこに見えるからと励まされ無事を祈ってもらいながら先を急いだ。途中いくつかの山荘もかなりの人が宿泊している様子。丹澤山から先は真っ暗。大倉に21時について、タクシーに来てもらって渋沢に無事到着。タクシー代は1700円+300円でした。(黒澤)

大倉バス停 (7:05)~鍋割山(9:45)~熊木沢出会い(11:33)~古いトラック(12:39)~南尾根取付き(12:45)~蛭が岳(15:39~16:04)~丹澤山(17:32)~塔ノ岳(18:44)~大倉バス停(21:07) 

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横浜 大丸山~円海山

   東京は600人超の感染日が出て大変ですが、「我慢の3週間」の最後の週末前にと、近場横浜アルプスの大丸山ー円海山へ紅葉偵察がてら行ってきました。大丸山 156.8mは、言わずと知れた横浜市の最高峰ですが、(知らないってか?) その近辺の山地は、丘陵開発が進んでいる横浜市の規制で開発から守っている自然山林帯です。ルートも限りなく多く、名付の主要コースでも8ルートもあり、小生も主要な山稜しか登っていません。今回は、西北側のみどりヶ丘から馬ノ背尾根を主稜線越えで東側瓢箪池に出て、大丸山へと登りました。その後は関谷奥から主稜線東側を並走する小稜線を北上して氷取沢に入り、側尾根から円海山に登り瀬上池から馬ノ背尾根へと戻りました。これらの自然山林帯は、市民の森となっていて各地元名が付けられています。ルートが8つもあって迷いますが、各ルートには名称の他に、地点No.も付られていました。楽しいのは、主要分岐部にある同一の大地図で、現在地が表示記載されていました。これはGPSでナビゲートされて登るのとは違い、自分で読図し乍がら選び登るものです。初心者は、読図力と方角等の判断力がないと登れません。・・・指導標による誘導登りよりも、登山能力は遥かに向上するなと感じ、指導法の勉強にもなりました。(なんちゃってネ) マジ。( 朝霧 植田 )

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三浦半島 大楠山西尾根

    1ヶ月前の前回、西峰から踏跡道を見つけられたので、今回は大楠山西尾根の末端から、リベンジで登ってきました。前回の藪漕ぎでは、里山の笹藪と蔦絡みでズタボロにされましたが、今回は取付きからの踏跡辿りに揚々と出掛けましたが、通行禁止の私道で地主に見つかり、一悶着がありました。里山には、持山だの私有地だのと面倒な点があり、登山者には関わりたくない所です。しかし藪山の踏跡トレースは、冬山でいう「ラッセル泥坊」てすが、藪山ではそれ以上のメリットがあり、どうしても使いたいものです。何とか言い訳け勘弁して貰い、取付の藪から入る。竹藪を巧みに畝り抜け小沢に下り立ち、小沢を若干詰めてから山腹を支尾根に向かいました。藪の酷い稜線は避けた稜線直下側面の落葉踏跡を辿り、上部稜線樹林帯を抜け出て心地好い大楠山西峰へ辿り着きました。これだけ各ルートのある山にも、更に里人の秘めたルートがあるのには驚かされ、また低山里山の面白さ醍醐味を感じました。御約束の主峰の東峰に向かい、馴染み深い南面の武山や、懐かしい東京湾越の房総鋸山や二コブ富山を眺める。山頂では、大楠山命名の由来と言われる楠木を見て、いそいそと前田橋ルートを下山する。ラジオからのアレサ・フランクリンを聴きながら。・・・山現役卒業後の我々シニアには、エスケープ可の低山里山は、特にお勧めですナ。( 朝霧  植田 )

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三浦半島 鎌倉アルプス獅子ヶ谷

  「我慢の3週間」の11/末の初週末も過ぎ、朝晩はめっきり寒くなりました。箱根や西丹沢では凍結路の原チャはヤバイので、近場の鎌倉アルプス獅子ヶ谷(紅葉ヶ谷)へ紅葉偵察に行ってきました。鎌倉には源頼朝が建てた鎌倉八幡宮勝長寿院永福寺の3大寺院があったといいます。鎌倉の紅葉一景は、この永福寺からの獅子ヶ谷です。平日の午後だというのに、小生のような有閑爺婆が、結構紅葉散策に来ていました。天園から御決りの大平山に登り、昼食のサンドイッチを食べていると、突然一羽のトンビが滑空して来て、小生のブルーベリーサンドイッチを、掴み捕られてしまいました。海辺では何回も経験していましたが、山では初めてで驚きました。天台山尾根から瑞泉寺の稜線で踏跡道を見つけ、一旦トレースしてみることにしました。踏み跡は十二所まで続いていました。再度取付きの難しい医王院裏から稜線に登り直して、瑞泉寺先奥に下山し永福寺の取付きに戻り、紅葉偵察を終了しました。・・・鎌倉の紅葉一景と天台山尾根の踏跡トレースが、今回の収穫でした。チャン・チャン。( 朝霧 植田 )

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中央線沿線 寺下峠~矢平山~四方津

    前日「相棒」君にすっぽかされ一人でいくことになった。最寄り駅で下車し甲州街道を少々歩き登山口へ、天気良好気分は明るい、登山口から歩くと枯葉がすべて落ちたせいか、登山道が明るいジグザク道を過ぎると遠く、「大菩薩」が、先輩が今縦走中だ。 寺下峠から今日は南下?。 いくつかの登下降で矢平山の登りにはいる。露岩がいたるところあり、巻くところが少々悪い。 峠から40分で「矢平山」につく。少々休憩後旧大地峠へ「旧」の意味がわからない。左下に四方津からの舗装道少し行くと北面からの舗装道が見え始めると、「四方津駅」の道標がありそちら方面に下る。立派な舗装道に沿いながらの登山道で景観今一、それでも倉岳山からの縦走尾根が遠望されガンガン降りると「四方津」方面の集落を過ぎ桂川を渡ると駅はすぐである。 ( 伊藤 )

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奥秩父 大菩薩連嶺 奈良倉山~大菩薩嶺

11/28 朝霧山荘(総武線平井駅)(04:51)⇒奥多摩駅(07:18-07:25)小菅の湯行⇒余沢バス停(08:13-08:20)⇒小焼山(10:55)⇒鶴峠(11:48-11:58)⇒奈良倉山(13:31-13:41)⇒松姫峠(14:15-14:30)⇒大マテイ山(15:58)
ツエルト設営(14:20)⇒消灯(18:30)

奥多摩駅から乗った時は満員。奥多摩湖で大部分降り、余沢バス停では私だけだった。数年前にこの登山口から三頭山、御前山に向かった以来である。二時間登ると三頭山と鶴峠の縦走路に合流して右に曲がり降りる。小一時間で鶴峠に降りる。一時間半登ると「秀麗富岳十二景」の奈良倉山に着く。雪を被った富士山を眺めてから日向みちを下ると松姫峠に着く。一人だけ大菩薩嶺をピストンしてきた登山者とすれ違う。旧青梅街道と上野原を結ぶ立派な峠の設備である。ここからは「牛ノ寝通り」と呼ばれ緩やかな登り下りの道になる。雑木地帯で落ち葉がすごい。鶴寝山を過ぎ縦走路から15分の登りで大マテイ山に到着。山頂はなだらかな広く乾燥した落ち葉が厚い。16時で日没なのでツエルトの準備だが風が強くてちょっと時間を食う。荷物を軽くする為にテントを止めたがそんなに寒くはない。ゆっくりお茶を飲み。夕ご飯を食べて早めに床に就いた。風がすごく強い。夜中に強風でペグ二本抜かれたが張綱をしっかり固定しておいてよかった。ペグが飛んだり、落ち葉の下になったりしたら、を考えたらうちの若手会員は分かるかな?

11/29 起床(03:30)⇒大マテイ山(04:45)⇒榧ノ尾山(06:31-06:43)⇒石丸峠(08:31-08:41)⇒大菩薩峠(09:20-09:25)⇒大菩薩嶺(10:25:10:38)⇒丸川峠(11:50^12:00)⇒大菩薩峠登山口バス停(13:30-13:33)⇒塩山駅 (13:56-14:13)⇒各駅で高尾、西国分寺、東松戸乗換で⇒千葉県、印西市自宅(17:40)
暗いうちに山頂から降り、ルートに戻り歩いて45分位で嫌な予感がしてたヘッドランプが急に暗くなる。何とか足元だけだ見えるので6時近くになってランプが必要なくなり事なきを得た。完全な失敗である。生涯初めてである。だんだんと登りになり石丸峠に出た。風が冷たいが富士山、南アルプス甲斐駒ヶ岳がよく見える。ここから見る来た長いなだらかな道が何で「牛ノ寝通り」と言うか分かった。まるで牛の背中の様で穏やかな形から名ずけられたことがわかる。大菩薩峠に降りるとそこは俗世界で人だらけである。富士山の前には小金沢山から長大な御坂山塊がどこまでも身延の方に延びている。南アルプスもまだ雪は少ない。真っ青な空。大菩薩嶺から1時間10分で丸川峠着。せっかくだから柳沢峠まで2時間。車道を2時間で登山口に降りようと思ったが合計11時間歩く事になるので、甲武信ヶ岳の様に翌日ふくらはぎ痛の発作が出ては歩けなくなるので大菩薩登山口に降りることにした。1時間半、急な下りでの連続であった。ゲートから車道を20分歩くと大菩薩峠登山口バス停に着きタイミング良く3分でバスに乗り、塩山駅から各駅で帰宅の途に就いた。
※今後の目標
①身延~三方文山~御坂山塊~笹子峠大菩薩嶺完成~(未踏)笠取山(未踏)甲武信ヶ岳~(完成)瑞牆山 上野原、高柄山~高川山~本社ヶ丸(完成)
②高尾山~(御前山~風張峠未踏)大菩薩嶺⇒以下同上
③高水三山、秩父荒川~(完成)酉谷山~(未踏)雲取山(未踏)笠取山(未踏)甲武信ヶ岳~(完成)瑞牆山 完成まで後一年で終わらせたいがアキレス腱とふくらはぎが持つか心配なところではある。( 山口 )

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( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会