東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

丹沢 蛭ヶ岳北尾根

     南面からの表丹沢や西丹沢の各ルートは、ほぼ登り尽くして来たので、今回はアプローチが長く標高差も1,000m以上ある蛭ヶ岳に行ってき来ました。今年3月のコロナ初期自粛下の塔ノ岳/丹沢山では、週末山行の人出でコリゴリさすられたので、今回は週末でも人の来ない山としました。この山は半世紀振りで、当時は若くピークハンティングの山頂稼ぎの縦走でした。御正体山へのアプローチで使った道志川沿いの青根から登りました。裏丹沢の落葉の降り積もる爪先上りの坂道から、支尾根へと出る。左右の沢を感じ乍がらこの岩混じの長い尾根をひたすら登り続け、八丁ノ頭に抜け出す。ここは焼山に通じる丹沢主脈道で、急に整備された木道や土留丸太階段があり驚きである。快適な笹樹林帯を辿り姫次に着くが眺めはそれ程でもない。ここから蛭ヶ岳までの稜線が楽しみだったが、鬱蒼とした樹林帯の下りから始まった。その後も樹林帯続きで眺望が悪く、暫くしてやっと樹間越しに蛭ヶ岳が見えた。雲が掛かっていたがドッシリとした編笠ドーム状の山だった。頂上近くは強風で寒く、昼だというのにまだ霜柱が残っていた。神奈川県の最高峰はガスの中、視界はゼロだった。早々に記念写真だけ撮って、下山とする。姫次から、丹沢主脈から西に外れた袖平山に登り出て丹沢主稜を望むが、蛭ヶ岳から檜洞丸の稜線には、残念乍がら雲が掛かっていた。暗闇の砂礫岩坂下山は嫌なので、靴底剥がれで痛めた足首を庇い乍がら、落武者のように急ぎ下る。やはり便が悪い裏丹沢は人も少なく、特に下半部ではそれなりに「本来の自然の山」が味わえた。でも長かった・・・。 ( 朝霧 植田 )

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