東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

箱根駒ケ岳 西尾根 偵察

   11月三連休の箱根紅葉の混雑を前に、箱根中央火口丘の偵察に行ってみました。前回の東北側神山は治山工事中と解ったので、今回は西南側駒ヶ岳としました。防ケ沢は、全体的に笹藪とヒメシャラの樹林帯。途中で旧登山道に出るが、5寸丸太の土留や岩は青苔と枯葉で、刈払いされてない笹で荒れ状態。上部で道は南面に回り込み、北山と南山の分岐点に出る。北山へは、僅かな笹の踏み跡道。南山へは、やゝ踏み跡が明瞭なので、南山の駒ヶ岳道を選ぶ。南山と北山間は、傾斜の弛い笹藪でペナントが少なく、進路が判然としない。足先探りで踏み跡捜し深い笹藪を渡り抜け、東端の主稜線道に出る。気が付くと、回りは薄っすらとしたガス。まだ駒ヶ岳は見えるが、ガスで遥か遠くに感ずる。確っかりとしてるが、整備されてない登山道を、先ずは駒ヶ岳のショルダーを目指す。暫く歩いて、ガスの中にガラガラとした音に気付いた。見上げると、濃いガスの中に突然薄っすらとした建物が現れた。ケーブルの山上駅。物凄い濃霧である。間近の駒ヶ岳はおろか、周囲の地形も不明瞭だ。とにかくケーブル駅に入り、濃霧の様子を見守る。薄らぐチャンスを見計らって、頂上へ登り記念写真を撮る。粘ってみるが、温暖な芦ノ湖のせいか濃霧はいっこうに晴れてこない。この濃霧の中、あの藪漕ぎ下山はとても無理。不本意乍がら、初めての屈辱的スーパーエスケープを決断する。・・・10min下山。( 朝霧 植田 )

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