夏季に槍ヶ岳から西穂高岳の縦走登山を計画しており、今回はそのコースから外れている前穂高岳の登山を実施した。今回は梅雨入り直前の絶好の登山日和に恵まれた。
4日(水)晴:朝いちばんの電車とバスを乗り継いで上高地に向かった。11:10 に標高,500mの上高地バスターミナルに到着し、11:47に出発。新緑が鮮やかなカラマツ林の小道を河童橋へ進む。五千尺ホテル前は観光客であふれている、まるで原宿の竹下通りのようだ。天気が良く、西穂高岳から奥穂高岳、明神岳へと続く壮大な山岳の絶景を楽しむことができる。河童橋を渡り、岳沢湿原の岳沢登山口から登山道に入ると観光客もいなくなり静けさが広がる。岳沢小屋までの距離は約3.3km、標高差は670m。モミやダケカンバ、シラカバなどの樹木の緑が鮮やかで、整備された登山道を進み、上高地を眼下に眺めながら登る。道標7は明神岳南西尾根の末端にあり、明神岳主稜の取り付となる。近くに「天然のクーラー」として知られている風穴があり涼しさが楽しめる。15:14、標高2,170mの岳沢小屋に到着。インフォメーションボードには、重太郎新道が積雪で通行不可とある。岳沢小屋のスタッフによると、本日 スタッフの山本氏により前穂高岳までルート偵察がおこなわれたとのことだった。
5日(木)晴: 朝4時前に岳沢小屋を出発。重太郎新道の前穂高岳頂上までの距離は約1.9km、標高差は920mで急斜面の岩稜ルートだ。前穂高沢に残雪がありルートが分かりにくいため、携帯電話の地図で位置を確認しながら進む。登山道に数ケ所ある20~30mの残雪の急斜面は、シングルアックス、フロントポインティングで登る。都度アイゼンを装着・脱着する必要があるのが面倒であった。「カモシカの立場」、「岳沢パノラマ」、「雷鳥広場」と進みながら高度を稼ぎ「紀美子平」に到着。山頂から降りてきた女性一人に遭遇。明神岳主稜を縦走してきたのだろうか?9:06 標高3,090mの前穂高岳山頂に到着。南側に蝶ケ岳、霞沢岳、乗鞍高原、そして遠く木曾の御嶽山が望める。西側には焼岳、西穂高岳から奥穂高岳、前穂高岳、明神岳主稜へと続く絶景が広がっている。奥穂高岳の頂上には雲がかかっていたが、待っても晴れる気配はなかったため、50分間の休憩後9:55に下山を開始。途中で奥穂高岳の雲が晴れる。(もっと早く晴れてよ~ぅ!)。残雪の急斜面では後ろ向きに慎重に降りた。15:25岳沢小屋に到着。この日に出会った登山者は女性1名だけだった。*「岳沢小屋のスタッフブログ」に重太郎新道の残雪状況(2025/06/04)についての写真と説明があります。
6日(金)晴:本日も晴れて心地よい。岳沢小屋を7時前に上高地に向けて下山する。登山道の脇には、カンボク、サンヨウカ、ムラサキヤシオ、ヤマザクラの高山植物の花が満開である。9:10に岳沢登山口に到着し、上高地インフォメーションセンターで汗を流して12:05分のバスで帰路についた。田代池近くの道路上に数匹のニホンザルが見送りに来ていた。( 塚田 )
(4日):上高地バスターミナル(11:47)~(11:56)河童橋~(12:10)岳沢登山口~(13:12)風穴~(15:14)岳沢小屋 / (5日):岳沢小屋(3:55)~(5:38)カモシカの立場~(6:32)岳沢パノラマ~(7:44)雷鳥広場~(8:12)紀美子平~(9:06)前穂高岳(9:55)~(10:55)紀美子平~(11:21)雷鳥広場~(12:50)岳沢パノラマ~(13:54)カモシカの立場~(15:25)岳沢小屋 / (6日):岳沢小屋(6:50)~(8:33)風穴~(9:10)岳沢登山口~(9:47)河童橋~(10:49)上高地バスターミナル
