東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

朝霧 会長の九州漫遊山行記!

4/25 雲仙普賢岳: 低山歩きの「吉田 類さん」撮影隊に遭遇、ミヤマキリシマも三分咲き眺望良好気持良い登山でした!仁田峠(08:45)~普賢岳(09:45)~風穴北周り~普賢岳(11:10)~国見峠(12:10)~仁田峠(13:25)

  4/23 日本の四端 / 北端・稚内宗谷岬 /東端・根室納沙布岬 / 今回は西端・佐世保の神崎岬 / 来月は南端・大隅半島佐多岬平戸島九十九島

  4/20 出発 950㌔走り、山陽道の山口 富海PA ~4/21 佐賀 玄海町 道の駅  ~4/22 長崎平戸 道の駅  (連日 雨です--- )長崎平戸市松浦資料博物館、平戸城、ザビエル教会、オランダ商館

 

丹澤 蓑毛~大山~大倉

   蓑毛~大山~北尾根~ヨモギ尾根~大倉 GWのトレーニングで今日も蓑毛からスタート…薄墨桜の辺りを確認してヤビツ峠に向かいましたが…髭僧の滝に寄ってそのまま沢を詰めることに…久しぶりの沢歩きは楽しかったです。大山から北尾根を地獄沢まで下って目的のよもぎ尾根の登口(丹沢ホームから川を渡渉するのに苦労しました)に着くと早くも12時半…こんな時間にスタートするなんて…大丈夫かな?と心配でしたが…途中昼寝をしてもなんとか三ノ塔に15時半にたどり着くことが出来ました…ここまでくれば下山も大丈夫かな?三ノ塔でも三ノ塔尾根を下っても途中に素敵な富士山が…これは滅多にないチャンス?と思い一時間位待機し17時半過ぎまで待ちましたが難しそうなので…後ろ髪をひかれながら大倉へ向かいました…バス間に合うかな?とダッシュ!!三ノ塔尾根で道を間違えながらでしたが明るいうちに大倉バス停に着くことが出来ました。今日は心洗われたような一日でした。( 黒澤 )
07:56蓑毛バス停~10:23大山~11:05西沢ノ頭~11:13ミズヒノ頭~11:35境沢ノ頭~12:30丹澤ホームの登山口~14:04蓬平~15:14三ノ塔~18:13大倉バス停

 

鹿沼 不動岳(664.5m)

 栃木 鹿沼市上永野の長寿院に07:40着。駐車場と登山口を探し08時に登り始める。登り口は長寿院の直ぐ左の斜面で墓場の隣、小さい沢の左岸を上るのだが数年前の雨で崩れ倒木がそのままにしてある。登山道は全く分からない中倒木を跨ぎ下を潜りして青いペナントに導かれ沢を上がる.本来の登山道は上から見て右側だがペナントは左の尾根を目指している。沢の急斜面を四つん這いになりながら稜線を目指す。斜面は落ち葉で滑りやすいがこれからの季節草が繁るともっと登り辛くなりそう。今は木の葉が落ちて稜線が見えるのでルートが無くても目的地が見えるので何とか成る。これで葉が繁ると辛そう。約60分で稜線へ。そこから雷竜山までは歩き易い尾根道。雷竜山(617.3m)頂上に9:30着。そこからの本来の登山道はしっかりありそう。はっきりした登山道で不動岳まで30分。下りは塩沢峠まで分かり易い道を45分。そこからはルートははっきりしないがペナントと道標があり迷う事はない。登山口に50分で着。土曜日で良い天気だが他の登山者と会ったのは塩沢峠からの登山道で一組だけ。余りマイナーな山は地図の上では登山道がはっきりしているが、数年前の崩壊後手入れをしていないので心して登らないと駄目。ルートの確認や足場の悪さに手間取る事になる。( 井上 弘  、喜美子 )

御坂 三つ峠~河口湖

三つ峠は何回か計画して、その度に実現に至らなかった山です。今回は幸運な事に山口会長自らリーダーでの山行となりました。大月駅で合流し、三つ峠駅で下車しましたが、桜の時季の土曜日とあってか、電車は大変な賑わいで、英語から中国語、タイ語、他解読不能の言語で満ち溢れていました。駅前で登山指導をしている警察官に登山届を提出して、背後に聳える三つ峠に向かい線路を潜りました。グリーンセンター、憩いの森と進み、満開の桜の下、良く整備されている公園でオートキャンプを楽しんでいる家族連れを脇目に、登山道に入り達磨石にお賽銭無しで本日の安全登山を祈願して、やや急な登山道に歩を進めました。登山ペースは思ったよりやや速めで、このペースだと昼食は三つ峠開運山かなと思いながら、又のぞき、馬返し、八十八大師と左手に富士を眺め登り、尾根道から屏風岩の巻き道を通りました。巻き道は崩壊が進み、又桟道や手すりも危うい箇所もあり細心の注意が必要です。屏風岩には数組のクライマーが取り付いて、ぴかぴかの登攀用具や、鮮明な輝きを放つザイルに、その昔一ノ倉沢衝立岩下部での1ピッチ目を開始する前の、あの空腹時にも似たたぎるような緊張感が思い出されました。渥美君、川内君もう一度ザイルを結ぼうよ。急登を登り三つ峠山荘、四季楽園の前を通過し、電波塔を目指して最後の整備された階段を上りランチタイムとなりました、開運山(1,785.2m)です。景色は 絶景で富士山はもちろん、御坂山地、南アルプス北アルプス(イメージ)、八ヶ岳、奥秩父丹沢山塊の山並みまで一望でき人気の程が伺えました。ランチタイムの後は府戸尾尾根を霜山、天上山へと河口湖を右手に見て下りましたが、穏やかですが、とにかく長い、歌のレパートリーも尽き北原謙二さんの”ふるさとのはなしをしよう”を口ずさんだら、やっぱり同年代山口会長が覚えていてくれました。カチカチ山ロープウエイ富士見台駅は夕方にも関わらず大勢の外国人観光客で押すな押すなの大盛況で、展望台で合間を見つけ記念写真を撮り河口湖駅に下り、予定コースタイムより1時間早く着いたので、駅前の名物ほうとう不動で熱々の鉄鍋のほうとうを山口会長からご馳走になり、大月行の富士急の乗客となりました。山口会長は来週から九州地方踏破と云う事なので、とにかく事故、怪我無く、健康第一での帰還を願っての帰宅となりました。今回は準企画山行的な山行でしたが、朝霧は山に行く会なので、会員同士、出来れば旧友、入会希望者も誘って山に行けたらいいなと思っています。三つ峠山は登山道も多く山頂には立派な山荘もあり、比較的登り易いとは思いますが、急登、ガレ場、長い尾根道と決して侮れない山です。特に雨天時は周到な準備が必要です。やっぱり単独行も気ままで良いが、仲間がいた方が張り合いがあります。(

記:伊藤 源、山口、伊藤 仲子、梶  )

三つ峠駅8:35~又のぞき10:40~三つ峠山(開運山)12:45・・・13:20 府戸尾尾根鉄塔14:45~河口湖駅16:30



 

 

丹澤山塊 蓑毛~大山阿夫利神社

   迷いに迷って蓑毛から大山阿夫利神社お参りに…今日も多くの皆様にお世話になりました。とても感謝しております。ありがとうございました。秦野のバス停で地図とにらめっこ…前のハイカーにどちらに行くのか尋ねておおよそのコースを教えていただき、蓑毛越から大山へ行って見ることにしました、その方は一つ手前のバス停で下車...蓑毛越で再開…桜を見に行かれたそうです。とてもおしとやかで上品な女性でした。ありがとうございました。富士見台では流石に富士山は姿を見せず、近くにいたハイカーの方が晴れていればこの通りとスマホの写真を見せてくださいました。ありがとうございました。大山から下社へ下って見晴台で別のハイカー方とおしゃべり…横浜のハイキングクラブの方で、また、ルートと伊勢原ではとても美味しいビッグなかつやさんがあることを教えていただきました。今日は伊勢原にはいらないかな?と思っていました。阿夫利神社でお参りと御朱印をいただきさてどうしようか?七沢温泉に行きたいと思っていたもののここから登り返すのはちょっと…そうだ!高取山や弘法山で駅まで4時間位、そうしようと向かったものの、(普通であれば間違うことはないのですが)途中の百合の台から間違えて…間違っていることはわかっていても、ずっと歩きやすい踏み跡が続いていて…そのまま行っても下山できそうでそのまま大山駅の方へ行ってしまいました。車道(蓑毛街道?)に出たのですが、もう一度山に入ってしばらくすると、とても雰囲気の良い墓地にたどり着き...やっぱり下山出来た!!大山街道へ…  日帰り温泉があったので寄ってみましたが、今日はお休みでした。…  街道に戻ると山頂で見かけた大山のシャツを着た方が…もう少し歩けるコースあるのかな?とお話すると駐車場に車を留めていらっしゃるとのことでした。駅まで歩いて大変そうだったらバスに乗ろうとバス停で停車駅(バス停)の数を数えていると…乗っていきますか?と声をかけてくださいました…お言葉に甘えて乗せていただき、伊勢原駅まで送っていただました。この方はすごい方でした。毎日のように大山に登ること既に2600回以上…素晴らしいです!!ありがとうございました。せっかく伊勢原に来たんだから…美味しいとんかつ食べてって見よう!!……ネットで見てもよくわからずお米屋さんで教えていただきました…ありがとうございました。とんかつ 肉料理 麻釉は凄い!!私はすぐに入ることができましたがやっぱり満員でした…とんかつ定食にアジフライを追加して…食べ切れないのでは?前の方が帰るために席を立つと見覚えのある方…このお店を教えてくださった方でした…挨拶を交わして、またの再会を…  こんなことが…大山に来ると皆様にいつも親切にしていただいていて感謝ばかりです。皆様本当にお世話になりありがとうございました。(黒澤)
蓑毛バス停(7:18)~蓑毛越(8:13)~浅間山~蓑毛越~大山(9:49)~見晴台(10:41)~大山阿夫利神社(11:24)~蓑毛越(11:53)~浅間山~百合の台~大山駅バス停近辺(12:54)12km

 

八ヶ岳連峰 硫黄岳~横岳

    今シーズンの雪山登山は昨年暮れの北アルプス燕岳だけでしかなかった。アイゼン、ピッケル技術を忘れないために峻険なピークが連なる南八ヶ岳の主稜線で実践トレーニングをしてきた。

(1日目)自宅を朝5時ちょうどに車で出発した。美濃戸口の八ヶ岳山荘(標高1,500m)の駐車場には9時20分に到着。10時に登山をスタート。美濃戸山荘からを堰堤広場(北沢コース)までの林道を歩く。途中の美濃戸山荘を過ぎてから凍った雪道になりチェーンスパイクを装着した。今回ほど美濃戸口と赤岳鉱泉間のアプローチにこのチェーンスパイクの恩恵に預かったことはない。堰堤広場にはカッコいい赤白ツートンカラーのマムート鉱泉ジムニーが駐車してあった。赤岳鉱泉(2,200m)には14時13分に着。

(2日目)朝暗いうちに準備を進め、周りが明るくなる頃(05:35)赤岳鉱泉を出発する。ジョウゴ沢を渡り赤岩ノ頭(2,656m)までの雪のジグザグな登りとなる。この登山道は登山者が多いので良く雪が踏み固められ歩きやすい。冬の硫黄岳稜線の強風は良く知られており、強風で登山を断念せざるを得ない不安があったが、風の音は小さく天気は高曇りなので、このまま天気が変わらなければ登山は続けられる。赤岩の頭の直下50mぐらいのところが森林限界で、その上は広い岩クズの尾根になっている。9時05分に硫黄岳(2,760m)に到着。流れ来る雲に時々遮られてしまうが、まだ雪の多い阿弥陀岳、赤岳、横岳は見ることができる。写真を撮り、出発しようと歩き始めたら後ろから声がする。振り向く単独の青年が声をかけてくれた。ここまで夏沢峠から登ってきて赤岳鉱泉に下るそうだ。若者よ、ガンバレ!山頂から硫黄岳山荘のある大ダルミまでは平坦なジョウゴ沢火口の縁に沿って7つあるケルンを目印にして登山道を進む。大ダルミにある硫黄岳山荘の建物の陰に隠れて小休止をとる。大ダルミ(2,650m)から台座の頭(2,795m)へは緩い登りとなる。季節になればミヤマダイコンソウ、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマシオガマ、キバナシャクナゲなどの高山植物が楽しめるところだ。クサリ場のある少し緊張のするカニの横這いを通過する。ハシゴとクサリ場が続き大同心、小同心の上部のスノーリッジを横岳の主峰奥ノ院(2,829m)へと進む。続く、無名峰から三叉峰に。三叉峰の左側には杣添尾根が東(山梨県)側に伸びている。続く石尊峰から鉾岳に進み日ノ岳へのルートを探す。東(山梨県)側は崖となって降りられない。鉾岳から少し戻ったコルから西(長野県)側のクサリ場をトラバースして日の出岳に向かう。このトラバースは凍った雪の斜面をシングルのピオレトラクションでトラバースする。日ノ岳から二十三夜峰へとトラバースが続く。二十三夜峰から地蔵の頭(2,716m)に向かう。計画では更に赤岳(2,899m)を登頂して文三郎尾根を下る計画だったが時間切れとなり地蔵尾根を下り行者小屋から赤岳鉱泉に戻る。

(3日目)阿弥陀岳(2,805m)に登り御小屋尾根経由で美濃戸口に下山する計画。赤岳鉱泉を6時53分にスタート。行者小屋から阿弥陀岳を目指してトレースのある雪の中岳道を登っていく。このトレースは阿弥陀岳北稜登攀に向かうチームのものだ。中岳道2,650m地点で中岳のコルに続く適当な雪面のトラバースルートを探したが見つからず、また雪崩の危険性もあると判断し阿弥陀岳登頂を断念して引き返すことにした。行者小屋から赤岳鉱泉へ、北沢コース経由で13時38分美濃戸口の駐車場に戻ってきた(塚田)

(1日目)美濃戸口(10:00)~(1:15)美濃戸山荘~(12:35)堰堤広場~(14:13)赤岳鉱泉(泊) 2日目)赤岳鉱泉(05:35)~(07:50)赤岩ノ頭~(08:33)硫黄岳~(9:05)大ダルミ~(10:40)横岳~(11:04)三叉峰~(12:54)地蔵の頭~(地蔵尾根)~(14:00)行者小屋~(14:45)赤岳鉱泉(泊)(3日目)赤岳鉱泉(06:53)~(7:50)行者小屋~(9:30)中岳道2,650m地点~(下山)~(10:12)行者小屋~(10:50)赤岳鉱泉~(北沢コース)~(13:38)美濃戸口

 

上越 白毛門山~朝日岳

03/31(日)  晴れ後~降雨~稜線強風
当初計画では単独で白毛門山~巻機山までの縦走計画であったが、地元の山仲間が1名参加することになった。4時過ぎに出発。土合橋を渡り白毛門山の急な尾根に取り付く。このルートは馬蹄形以来である。2時間もすると晴れた天気が谷川岳に雨雲が被りやがて小雨になってきた。雨具を着けアイゼンも装着、登りだすが雪が柔らかく、また  「年のせいか?」中々スピードが上がらない。直下の雪壁を登り5時間過ぎた頃 ようやく白毛門山(9:30)に着いた。雨は止みなだらかな尾根を下ると標高差150m以上の雪壁が待ち換えている。雪が解け柔らかい、足元がエネルギーを奪う。笠ヶ岳の山頂(11:40)だけは雪が無い。谷川岳の左から幽ノ沢までの尾根、ルンゼと過去100本以上登った岩肌だ。戻りたい!笠から先の尾根は強風との闘い。晴れているのだが風が強い。数か所のアップダウンの尾根を進み朝日岳に着いたのは10時間過ぎていた。少し下ると一人がテント設営していた。もろ風が当たるのに。強風のなかトレースを進むと漸くジャンクションピーク(15:30)に着いた。標識の右裏に幕営の跡が有り拡張しブロックを積み今宵の宿を作った。先行パーティは先の鞍部に設営してあった。
04/01(月)濃霧後~晴れ時々曇り~終始強風

   朝起きたら濃霧だった。気温は高く水筒の水も殆ど凍結しなかった。身支度して撤収して清水峠に向かうがすぐに踏み抜きになる。結局20分下って引き返すことにした。強風のなか朝日岳笠ヶ岳と進むが狭い尾根では右側からの強風で体が振られるので耐風姿勢で構えながら進んだ。笠ヶ岳の避難小屋で大休止して大斜面を降り白毛門山の下りでは足跡で崩壊気味の斜面を一部後ろ向きで降りた。4時間近く掛かり下に降りたが、三大急登の西黒尾根より絶対こっちの方がグレード上だと思う。仲間と握手し、慰霊碑の前では谷川岳で逝った4人の諸先輩、ザイルパートナーだった「姉さん」に見守られて無事故で降りてこられたことに感謝して首を下げた。( 山口、 他1名 )

03/30/(土)千葉NT中央(12:30)車両⇒外環道⇒関越道⇒水上IC⇒谷川岳インフォメーションセンター(17:30~18:30)車中泊  03/31(日)谷川岳インフォメーションセンター(04:12)⇒土合橋⇒白毛門(09:30-09:42)⇒笠ヶ岳(11:38-11:49)~朝日岳(14:30)⇒JCTピーク(15:30)幕営地⇒設営終了(16:30)⇒消灯(19:38) 04/01(月)起床(03:30)⇒幕営地(05:35)⇒清水峠に向かう⇒幕営地に戻る(06:37-06:46)⇒笠ヶ岳避難小屋(09:02-09:45)⇒白毛門(11:00)⇒土合橋⇒インフォメーションセンター(15:30-15:55)車両⇒水上IC⇒三郷JCT⇒柏IC⇒千葉NT中央解散⇒自宅(19:00)

 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会