以前は、武山西尾根は取付が判らず境界杭伝いの藪漕ぎで稜線を登ったので、今回はどうしても本来のルートを探したかった。地元の人に聞き、取付の倒れた看板を見付け出した。ルートは、沢沿いの急斜面にΦ20mm程の古いフィックスが数100mベタ張りされていた。そこは北参道とは、打って変わった昔の修験道だった。展望の良い三浦富士は、今季最後の寒波なのに青空は曇り空になっていて、三浦富士からの駿河富士は、残念乍がら見られませんでした。荒廃ルートの古いペナントやフィックスは、当時の気持が偲べて感動的だった。( 朝霧 植田 )