台風雨前に、急ぎ近隣の踏査ハイクに行ってみました。
前回チャレンジした鎌ア-横ア縦走ハイクでは、ズタボロの雨中帰宅させられ、ルートグレードアップを思い知らされたので、今回は先日の大船-江ノ島間の湘南モノレール沿い旗立山以外の気になる小山に行って見ました。その山は富士見町駅の北側にあり、一周してみると広い階段が続いていました。これ幸い、身障者には階段路からと登り始めたは良いけれど、行けども行けども続く階段。心底辟易してしまいました。結局、200数段の末に何とか北東峰に辿り着きました。この山頂には北野神社があり、暦応年間に夢窓疎石(鎌倉円覚寺)が勧請したとの謂れだそうです。そしてこの山は台形である為、踏跡の笹薮漕ぎで南西峰に向かいましたが、南西峰は倒壊した石碑が幾つもあり、往時の信仰登山を彷彿とさせられました。下山はクモの巣だらけの南西尾根の踏跡を辿り、倒壊石碑等を見ながら民地に下り着きました。この天神山は、戦国時代には三浦一族の末裔三浦道寸と後北條氏とが戦った住吉城・玉縄城・天神山城の一つだったようです。全く鎌倉の歴史には、切りがありません。( 朝霧 植田 )