JR平井駅の始発に乗り、安房鴨川駅下車。タクシーで10分の海抜70mの保台ダムに着く。こんな海抜の低いダム初めて見た。結構奥行きが有り安房地方の飲料水源のダムだそうだ。畔を３５分位歩き登山口に着いて急登が始まる。痩せた尾根で下草も無く歩きやすいがアップダウンが多い。陽が当たると熱くなり下着一枚で登る。ダムから2時間で元清澄山(344.3m)に到着。見晴らしは全くない。金谷ダム方面に進むが「関東ふれあいの道」になるので分かりやすく所々丸太階段になってるが歩きづらい。黒塚番所跡から右方向は今回の核心部で第一トンネルまで水平距離約4kmの稜線は郡界尾根と呼ばれ登山道にはなってない。しかし2万5千図には市区町村界の線と徒歩道も記入されているし、2～300m級の稜線だしスムーズに歩けるだろうと思っていた。確かに踏み跡とペナントは所々あったが、土砂崩れ、根っこごとの倒木とあらわになった最大約30m泥岩トラバース、その高巻きと連続するアップダウン。数か所ある金山ダムへの下降ルート間違いで結構時間がかかった。2回程またルート間違いをした。こんなにアップダウンがあると思はなかった。下に見える車道には切り崩したセメント吹付の高い斜面と高い石垣に阻まれ右往左往した挙句漸く旧鴨川第一トンネル跡にたどり着いた。予定より2時間半遅い15時半になっていた。この先暗くなっては歩けないだろうし、明日は安房高山まで届くか疑問だし、この先は次回にしようと決め退却することした。タクシーを呼んで鴨川駅に下った。（ 山口 ）
後記：予定では安房高山まで二日で縦走予定だったが厳しい。皆さんもルート探しに挑戦してみて下さい。良い勉強になります。
朝霧山荘JR平井駅(04:52)⇒JR上総一ノ宮⇒⇒安房鴨川駅(07:09-07;15)⇒保台ダム登山口(07:25-7:32)～元清澄山09:33-09:44)～黒塚番所跡(10:31-10:39)～旧鴨川第一トンネル跡(15:30-16:00)⇒安房鴨川(16:31-17:08)⇒木更津⇒船橋⇒印西牧の原駅(20:59)
