前回6月6日の富士登山は吉田口馬返しから六合目まで、今回は富士スバルライン五合目から富士山頂を目指した。杉山さん夫妻とは富士山パーキングに集合。富士山五合目行シャトルバス乗り場で待ち合わせる。当日は日曜日なのでバスは朝4時の便をチョイス。富士スバルライン五合目(2,305m)には、夜明け前に到着したので、休憩所で準備かたがた、明るくなるのを待つ。レストハウスは多くの外国人らの登山客でにぎわっている。さすが、人気の世界文化遺産だ。「富士山保全協力金」を支払い5時に登山を開始。幅広い水平な登山道を泉ケ滝に進む。お鉄砲道を登り六合目の登山安全指導センターに着く。ここは、登山道と下山道との合流点になっている。ここから、本格的な登りが始まる。吉田ルートには約20軒の山小屋がある。登山道は、全体に傾斜がきつく、岩場が多いため、落石に注意が必要だ。また、トレッキングポールが邪魔になる場合もあるので、こまめにザックからの出し入れが必要になる。白雲荘まで(3,200m)標高をかせぐと日本で2番目に高い北岳の高さ(標高3,193m)を越え他の山では見られない光景がみえてくる。本八合目(3,400m)から上は浅間大社奥宮の境内地となっており、神聖な雰囲気に包まれる。頂上直下の鳥居が見えれば、吉田口山頂は間近とは言われているが、実際は思った以上に苦しい登りが続く。三人ともハーハー言いながら11時06分に吉田口山頂(3,710m)に到着。山頂も多くの登山客であふれている。眼下には、標高2,000m位のところの雲の間から河口湖、富士吉田の一部が見えるが、その向こうにある山々は雲に隠れて見えない。また、そりより高いところには雲は無く、雲上は快晴である。山頂は、風もなく気温も高く(約7℃)爽快である。山小屋前のベンチで昼食をする。その後、噴火口の回り約3Kmを時計まわりに回るお鉢めぐりに向かう。剣ヶ峰の登りは傾斜のある登山道を、手摺を頼りに登っていく。12時38分到着。剣ヶ(3,775.6m)の「日本最高峰富士山剣ヶ峰」とある山頂標識で記念写真を撮る。八葉めぐりを楽しみ吉田下山口に戻る。再度休憩し下山にとりかかる。下山専用道は約50回ものつづら折の作業車両用の道であり、火山砂礫でスリップしやすく小石が靴の中に入りやすい しかし、単調で道幅が広く安心して下れる道である。八合目の吉田ルートと須走ルートの分岐点に注意する。間違って須走ルートに入り込まないようにしなければならない。ジグザグな下山道が終わり、獅子ケ岩から反時計まわりに六合目、五合目に向かう。途中、雨がパラパラと降りはじめた。急いでバスに乗り込む。17時40分 富士山パーキングに到着、無事に今回の登山を終了した。(塚田(記)、杉山、他1名)
富士山パーキング(3:50)=(4:30)富士スバルライン五合目(5:00)~六合目~(6:53)七合目 鎌岩館~(7:58)八合目 太子館~(9:33)本八合目 トモエ館~(10:33)九合目~(11:06)吉田口頂上~(12:38)剣ヶ峰~(13:17)吉田口下降点~七合目~(15:40)獅子ケ岩~六合目~(16:30)富士スバルライン五合目(16:50)=(17:40)富士山パーキング
(塚田 記)
7月21日に中止になった富士山。お天気が心配でしたが、
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