東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

八ヶ岳連峰 赤岳(県界尾根~真教寺尾根)

(1日目)八ヶ岳東面の岩場鎖場のある比較的に難易度の高い周回ルートに行ってきた。今年3月下旬に真教寺尾根を登り、県界尾根を下降しようとしたものの県界尾根の下降ルートが積雪で判らず赤岳山頂で県界尾根下降を断念している。(地蔵尾根下山に変更)今回は、その逆コース。自家用車で中央自動車道の双葉SAで仮眠をとり朝4時頃に美し森駐車場に向かう。途中から雨が降り出し美し森駐車場(1,470m)に着いてからも降り続いている。明るくなったので6時半に県界尾根に向けて雨の中を出発する。サンメドウズ清里スキー場までは舗道を歩く。ウオームアップにちょうど良い。登山道に入り大門沢林道入口から真教寺尾根分岐に進む。分岐からは小天狗にかけて新道の登りとなる。登山道が雨で小川のようになっている。小天狗から大天狗までの尾根は概ね平坦であり歩きやすい。登山道の水たまりを避けて進んでいく。大天狗で下山してくる登山者と会った。こんな雨なので先行パーティーはいないとのこと。岩場は滑りやすいので注意するようアドバイスを受けた。鎖の付いている岩場は約50度のやさしい岩登りとなる。だが雨で濡れて滑りやすいので緊張する。次第に稜線が見えるようになり、風雨のなか12時51分,赤岳南峰(2,899.4m)に到着した。夕方から天気は回復していった。

美し森駐車場(6:30)~(7:11)大門沢林道入口~(7:55)県界尾根取付点 ~(9:12)小天狗~(10:31)大天狗~巻き道分岐~(12:51)赤岳~(13:00)赤岳頂上山荘

(2日目)快晴である。朝6時25分に赤岳頂上山荘を出発する。南峰の赤森神社で安全登山を祈願する。山頂からは南東の雲海の上に富士山が見える。そして、360度の展望も望め 権現岳阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳蓼科山などの近景をはじめ、南・中央・北の各アルプスから上信越の山々、浅間山、奥秩父と、大パノラマが展開している。権現岳に向かう尾根ルートを進み竜頭峰を少し降りて真教寺尾根の分岐点に到着する。道脇には峰薄雪草が咲いている。真教寺尾根は標高2,400m以上から岩場になり2,600m以上では稜線まで鎖場が続いている。昨日のような雨ではないので乾いた岩を安心して下りることができる。南側には急峻で特徴のある岩峰の天狗尾根が稜線まで延びている。六合目からはコメツガやダケカンバなどの樹林帯を進み。さらに扇山、牛首山、天狗岩そして賽の河原と進む。リフト山頂駅の清里テラスでは眼下の野辺山高原の絶景を楽しむお客で賑わっている。高原の赴きがある笹の登山道を羽衣池から美し森山に進み11時55分に美し森駐車場に到着した。いつものように近場の温泉で汗を流して帰玉する。(塚田)

赤岳頂上山荘(6:25)~(6:30)赤岳~(6:55)真教寺尾根分岐~六合目~扇山~(9:35)牛首山~(11:22)羽衣池~(11:55)美し森駐車場

 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会