西丹沢のPM山歩きも、時間制限付きでネタギレ気味になってきたので、西丹沢入口の大野山に梅雨の合間に行ってきました。大野山は、国道246号から丹沢湖への河内川沿い左岸に、衛兵のように立っている山で、南面は長閑で牧歌的なハイク道なので、北西面の湯本平から登ってきました。湯本平は河内川沿いの集落で、そこから治水林道を辿り、閉鎖ゲートから先は徒歩で林道終点まで歩きました。その先で山腹に取付き杉落葉の急斜面を遮二無二登り、稜線の林道に到達した後は薄踏跡の樹草稜線を頂上へと向かいました。風になびく草原の眺望は超一級で、南面の箱根連山に対して北面の丹沢湖及びその周山、そして屏風のように奥に聳える西丹沢の主稜線と、圧巻でした。名残は尽きませんが、目安の16:00はとうに過ぎているので、南面下りは敬遠して往路の下山に懸かりました。最後に、下部の林道終点近くで胡桃をバケツ半分程も収穫してしまい、大変でした。・・・ハイク山でもルートさえ工夫すれば、十分に充実することを知らされました。・・・チャンチャンと。( 朝霧 植田 )
