東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

箱根 駒ヶ岳 敗退

国府津から御殿場線に乗ると人も少なくなるが足柄、鮎沢川沿いの車窓も風情があって楽しめる。右手の山々が丹沢だ。御殿場駅で降りてバスに乗り、乙女口で降りすぐ歩き出す。海抜800mだが樹林帯は雪がびっしりある。すぐ乙女峠になり右手の外輪山ハイキングコースになる。雪はずっと残っている。富士山が大きく見える。丸岳からは芦ノ湖、これから向かう駒ヶ岳、神山の山容が素晴らしい。長尾峠から仙石原に降り、湖尻、桃源台と歩き防ノ沢登山口に着く。コース閉鎖と頑丈な柵がしてあったが登りだす。1,000m位からは雪が段々増えていくがトレースがあるので苦にはならない。神山と駒ヶ岳の分岐に着いたが通行禁止の柵がしてありトレースは無い。神山に向かうがえぐられた道が吹き溜まりになり股下まで潜るし雨具は無いし、夏靴溶けた水が入るのであと40分位残しで退却することにした。桃源台まで戻りバスで小田原まで行き、乗り換えて帰宅した。( 山口)

02.27:JR平井駅(04:51)⇒新橋⇒国府津御殿場駅(07:23-07:45)⇒乙女口(08:05-08:10)~乙女峠(08:40)~丸岳(1,156m)(09:15-09:24)~長尾峠~湖尻~桃源台~防ノ沢登山口(846m)(11:51-11:57)~駒ヶ岳分岐(1,240m)(13:20-13:45)~防ノ沢登山口(15:00)~桃源台(15:40)バス⇒小田原(17:00-17:09)電車⇒新橋(18:30-18:38)⇒印西牧の原(19:37)⇒自宅(20:00)

追懐
1977年02月27日 上越谷川岳幽ノ沢滝沢~一ノ倉岳(単独)
前年、カラコルムヒマラヤで敗退してから不満が溜り「自分の山は自分で決めよう」との思いが強くなった。前から温めていた山行を実行すべく1月から毎週山に入り鍛え、前週は幽ノ沢出合で日の出から滝沢を眺めて雪崩発生時間を計り出発時間を決めて、親に遺書も書いてきた。当日、目標は幽ノ沢三ルンゼ~奥壁ルンゼ。アプローチは幽ノ沢の出合からの方がデブリで硬いと思われるので幽ノ沢に決めた。センターを暗いうちに出て三ルンゼ大滝下に着いた頃薄明るくなった。丁度一ノ倉尾根越で来た単独者と同時だった。しかし大滝は氷が落ちて岩が露出して登れないのでとっさに幽ノ沢滝沢に変更した。降りて取り付いた。傾斜は強い。ダブルアックスも順調に刺さりあっという間に落ち口に抜けた。休む間もなく奥壁ルンゼに向かったが日の出とともに雪が腐り始めスピードが落ちてきたのであきらめて右の堅炭尾根にルートを取った。雪崩が怖くて休みなしであった。一ノ倉岳~オキノ耳~トマノ耳~西黒尾根を下って充実した山を降りた。( 山口 当時26歳 記録 )

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( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会