ザックにオニヤンマを付け未明の自宅を一人駅に行き、夜勤帰りの人々に混じって武蔵野線に乗り勝手知ったる新秋津駅乗り換えで早朝の東吾野駅に着きました。降車客はハイキングと山岳トレイルの人が5名程で皆さん朝日を浴び気合十分の様子でした。ユガテ迄は前回のルートとは違う路を辿り、ユガテからは時折林道を交え本山行のタイトル越上山へは11時10分に到着しました。越上山山頂付近は片側が切れ落ちており慎重な行動が必要です。地元毛呂山町の同年配と思われるおっさんと躓くのは足が上がっていない証拠と、同類相哀れむの心境で話をし、小休止の後、顔振峠には12時前には到着しましたが、53年前の面影は何処へやら立派な石碑、茶店、舗装された林道で手打ちそばやの親父さんと以前は林道も建設中で、もちろんこの店も無かったと、甘辛のみそ田楽を味わいながら昔話をし、又展望台からは雄大な丹沢~奥多摩~秩父の山々を眺め、前回来た時は ツツジが満開だった事を思い出して、黒山三滝に向かって下りました。黒山三滝はすっかり観光地化されていて、家族連れや、若い外国人のグループで賑わっていて鱒を焼く煙が谷を伝っていました。バス停に着き時刻表を確認しましたが、案の上1時間半待ちだったので越生駅迄8キロ弱を歩く事にし、鼻歌レパートリーを休み休み3回程繰り返した頃、駅には16時前に到着し西武線、東武線間の完全ウオーキングを成し遂げました。前回コースを誤り志半ばだったので45,000歩も苦にならず、腰部脊柱管狭窄症も気にならずまずまずの山行でした。尚、林道は20k制限ですが構わず我が世界に没頭しているライダーもどきもいるので注意しましょう。( 伊藤 源 単独 )
参考タイム / 東吾野駅8:00~ユガテ9:10~越上山11:10~顔振峠11:50~黒山三滝14:00~越生駅15:55