長年の習性で明るくなる1時間以上前から歩き出す。大黒屋旅館前を通り、下流で生まれ育った阿武隈川源流の橋を渡りすぐ急登となる。見事なブナ、ミズナラ、ホオノキの大木の間をジグザグと登る。傾斜が緩くなり猿ヶ鼻を過ぎると尾根歩きになる。甲子山(かっしざん)は帰りに登るとして右トラバースして甲子峠に降りる。大白森山は見た目なだらかだが登山道は長年の浸食でえぐられたルンゼ登りになっている。山頂から振り返ると那須連峰の鋭鋒、旭岳がカッコいい。行く先の小白森山、二岐山の景色も素晴らしい。紅葉は標高700m以上は落ち葉になっている。小白森山へも天気は視界が良くないが道幅、足元共に良く手入れされて歩きやすい。小白森山山頂踏んで戻ってコルに差し掛かった時、右手の笹薮から「ガサゴソ」と音が。「熊かな？」思わずポケットナイフを取り出したがそれは、沢登の藪漕ぎの音だった。ほっとした。聞けば二岐沢を登ってきたとの事。戻りの道も問題なく甲子山分岐から頂上を踏んだ。人気の山で2０人位いた。この山は会でも白水沢右俣、左俣、南沢と幾度となく登り甲子山頂上を踏んでいる。また今は亡きKYさんと旭岳を登った時踏んだ福島県の想い出深き山である。雨が降ってきたので降りることにした。甲子温泉では三連休と日帰り入浴人気も重なって20台以上の駐車があった。帰路に着いたが三連休とあって渋滞につかまりゆっくり帰った。（ 山口 ）
11/04:蓮根駅(13:15)車両⇒外環道⇒東北道白河IC⇒甲子温泉駐車場登山口(17:00)車中泊
11/05:甲子温泉登山口(03:54)⇒甲子山分岐(05:43)⇒大白森山(07:14-07:24)⇒小白森山(08:37-08:48)⇒大白森山(10:08-10:16)⇒甲子山(11:41-11:52)⇒甲子温泉登山口(13:22-13:40)⇒東北道白河IC⇒常磐道⇒牛久阿見IC⇒自宅(18:55)
