東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

那須 阿武隈川源流 白水沢 / 吹上沢

08/19(月):晴れ気温21℃ うす明るくなった04:36装着を終へ出発する。甲子旅館の前を通り登り始める。橋の左の阿武隈川源流南沢の三段の堰堤の水流の音がすざまじい。温泉神社に上がり吹上沢取付きを間違え10分のロスをする。吹上沢出合に降り靴を履き出発する。両側が切り立っていて長い門のようだ。全て直登できる小滝が続き二俣を越え7ヵ所目の5m滝はホールド、スタンスが無く登れない。高巻しかない。右岸は全体が崩れ落ち樹林は無く砂岩状の壁に砂が全体的に堆積している。少し上がれば小バンドを右にトレバースすれば降りられそうだ。8mほど上がりトラバースしようとしたがスタンスが小さすぎて樹林に届かない。3m位ある。一旦降りて左岸の樹林に向かって右上したが途中木に届かない。再度右岸に取付き8m上からもっと登れば右上の木の根っこが掴めるだろうと堆積した砂を10m位登ったがトラバースできない。残る手段は下の8m上がった所まで降り上からツタが下がっているのであれを掴んで登るべくクライムダウンするが砂が流れたらおわりである。落ちるのは覚悟した。ずり落ちながら8m地点に降りツタを掴んで少しテンション掛けるが持ちそうである。切れれば落ちる。もろい砂岩の小さいスタンスに右足でのり左手でツタを掴み5歩で小リッジの中木を掴んだ。反対側には5mの懸垂で滝上に降りれた。「疲れた!」こんな命がけな高巻は初めてだ。その上はまもなく12m滝に着くが直登できず右側を登る。滑滝、小滝と5つの滝が出てくるが難しい所で三級+位で楽しめた。普通、堰堤は下の方に有るがここでは沢の終点から4つの堰堤が有り最上部で傾斜が落ちたので終了点とした。装備を解いて獣道からクマ笹を20分位でかき分け甲子林道に出た。車も通らず人もあまり通らず草ボウボウだ。甲子峠から6回目の甲子山に着く。旭岳(赤崩山)昨年、今年と登った大白森山、二岐山が見える。ススキの穂が出て、赤とんぼがたくさん飛んでいる。もう秋だね。ここは人気の山だけど今日は人が通らない。1時間半で駐車場に着いた。( 山口 )

沢登りの核心は滝の直登より滝の高巻きにある(トラバ-スを含む下降 )、またツメも注意したい! 

08/19(月)甲子温泉駐車場登山口(04:36)⇒白水沢/吹上沢入渓(05:15-05:36)⇒二俣(05:55-06:00)⇒5m滝(06:30-07:00)12m滝上(07:10-07:20)⇒終了点(08:35-08:56)⇒林道(09:15)⇒甲子峠⇒甲子山(10:58-11:10)⇒甲子温泉登山口(13:33-13:45)⇒東北道白河IC⇒北関東自動車道⇒⇒常磐道圏央道牛久阿見IC⇒自宅(17:15)    



( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会