東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

日光 白根山(2578m)

   本格的な車中泊を体験しようと、愛車のTANKに敷布団とお昼寝用の毛布を積み込み長年の懸案であった日光白根山に行ってきました。菅沼の駐車場にはまだ明るい内に着き1番乗りだったので奥のスペースに停め、いろいろ宿泊ギアを試しながら早々に山の一部となりました。15日は車の盗難防止のクラクションに起こされて、薄明りの中いざ出発です。天気はガスっていて視界は望めませんでしたが、樹林帯から火山石混じりの登山道なり、標高も上がるに従い植生も高山らしくなり、そうだここはもう2,000mを超えているんだと思っていたら、弥陀ヶ池に着きました。ゆっくりと朝食の菓子パンをスポーツドリンクで流し込み、さてこれからは急登のルンゼ、岩稜だと気合を入れ、後続に抜かれ、抜かれて頂稜に出た頃から次第に視界が開けて来てガスの合間に日光の山々が見え隠れして来ました。どこが頂上かなと歩いて行くと人がいっぱいいる場所が見えて、あすこだと一旦下りフリクションの良く効く岩場を辿りました。道標の少なく悪天候時には迷いそうです。外国人のグループもいましたが、短パンにTシャツ姿で雨風に会ったら大丈夫かなと心配になってしまいます。五色沼への下りはガレた狭稜から草付きのジグザグ道で、紫の花が見えたので竜胆かなと思ってよく見たらカラトリカブトでした。避難小屋は2階建てで年代物ですがしっかりした建物で冬に泊まりたいなと呟き、五色沼に着きました。微妙な色合いでこれが瑠璃色(るりいろ)かなと思いながらランチタイムの後は弥陀ヶ池経由の帰路です。木の根っこには悩まされなかったのですが岩道なので慎重に足を運び、鼻歌も控えめにして雷様に背を押されて愛車の待つ菅沼駐車場に戻りました。無骨な風貌ですが、日光山群の盟主、関東以北の最高峰だけあって人気がある日光白根山ですが、標高も高く悪天候時の事を思うと軽装での登山は危険です。登山ルートもいろいろあるので、花のシーズンや冬山も面白いと思いました。( 記:伊藤 源 )

菅沼駐車場5:30~弥陀ヶ池7:15~白根山山頂9:05~避難小屋10:15~五色沼10:40~弥陀ヶ池11:30~菅沼駐車場13:10

 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会