東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

上州武尊山(2158m)

   前日は、缶ビール1本と裏の畑の蕗の薹(ふきのとう)、海鮮鍋で英気を養い、5時には吉川を出発しました。関越道は思いの外、乗用車が多くこの頃はレジャーも分散してきているなーと思いながら、朝ドラが始まる頃には川場スキー場に着きました。登山届を出し、ココヘリを携え、2本のリフトを乗り継いで数十年ぶりにアイゼン、ピッケルの山行です。昨日からの積雪でルートは所々腰までのラッセルルートでしたが、トレースに助けられ高度を稼ぎました。問題は剣が峰でしたが、さほどの渋滞も無く、これ以上は望めないと思える展望を楽しみ、それでも足元はハイマツ、岩場、新雪と変化して来るのでアイゼンの効きを確かめ、ピッケルを利かして昼過ぎには山頂に届きました。10人程の岳人が登頂を祝っていましたが、一人どっかと腰を落ち着け余裕の表情の人が居て聞くところには、ラッセルは私がした、最後に下山しますとの事、スキー場のスタッフでしょうか。恒例の”東京朝霧山岳会万歳”を奇奇の眼の中三唱し、下山は”穂高よさらば”を歌い周囲からは哀れみの混じった声援を受け、尻セードの方が早いかなと思いつつ歩を進めましたが、日頃の鍛錬の不足が太ももに効て、攣り症状となりましたが、どうにか騙しだまし剣が峰を目指しました。それにしても皆さん装備、着衣の見事な事、まるでカタログから飛び出したようです。赤い目出帽を見ると、森まっちゃんの事を思い出します。どんなに厳しくて辛い山行でも愚痴一つこぼさず、顔をくしゃくしゃにして頑張っていた森まっちゃん、私の尊敬する岳人です。いかん、又涙が出て来てしまった。アイゼンの団子を払い払い休み休みながらでも15時にはリフト乗り場に着き、下りのリフトに案内され愛想のよいアルバイトの女子大生に見送られて、愛車に戻りました。前回上州武尊山に登った時は湯の小屋温泉から途中雪洞で一泊しての山行でした。今は十分日帰りできる山です。高度感もあり、何よりも大展望です、山頂からの視界は反時計回りで赤城山皇海山日光白根山尾瀬燧岳、会津駒ケ岳、平岳、遠く中ノ岳からの国境稜線、朝日岳谷川岳からの稜線の峰々、そして苗場山遠くに浅間山利根川の右岸の山塊と青春を過ごした山々を独り占めできます。リフト代は掛かりますが十分に元が取れる山行になります。木戸チーフ、爆弾を抱えたような山行だったと思いますが、機会が有ったら又誘って下さい。(伊藤 源、木戸) 

参考タイム:川場スキー場駐車場8:00~リフト終点9:30~武尊山山頂着12:30武尊山山頂発12:50~リフト終点15:00~川場スキー場駐車場16:00

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会