東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ

会山行活動の簡単な報告です!

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ上記画像:インド ガンゴトリ山群 バスキパルバット(6792m) ㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ※各画像をクリックすると拡大されます

三浦半島 鎌倉西山・大仏背稜~源氏山~常盤山

来たる朝友5月ハイクに備えて湯治の予定でしたが、一歩進めて鎌倉西山へリハビリハイクに行って来ました。今は人も通わぬ苔むした大仏切通を抜け、ハイク道の大仏背稜を登る。ゴツゴツした岩を巻いての登りは、トレーニングとは言え、杖なし登りはキツイ。 泥濘道を暫く登ると、道もようやく穏やかになり樹林帯となる。「薫風香る4月」とは正にこの事、雨上がりの鎌倉西山は萌木いろの緑に包まれ、天国。只、野鳥の囀ずりが苛つく程、けたたましかった。途中、麓の小学生一団とスレ違う。1チーム20人程の集団で、皆しっかりとしたマスク姿で、口々に「今日は!」と声を掛けてくる。しかし、こちらはマスクなしでも息絶え絶え、天皇陛下さながらに手を上げての挨拶だ。泥坂下りでは皆が、必ず「ヤバイ。ヤバイ!」の連発が面白かった。泥濘ハイク道を抜け出すと、そこは葛原ヶ岡神社。御決まりの源氏山へ行こうとすると、突然神社方面から『ポク・ポク』との木魚のリズム。神社で木魚も変と、音を伝って辿って行くと。
 ・・・イタ・居た。 広場ベンチに、ポク・ポクとボンゴを叩く男。・・・此奴か、犯人は。単調なリズムに合わせて首を振り、やたら悦に入っている様が気味悪い。早々に見切りを付け、常盤山西尾根を下る。途中、桔梗山頂上の標識名札は、以前より難しい位置に取付けられていた。イタヤ楓の大木の幹2mの高さである。そもそもこの頂上は明確でなく、当初登山道の曲がり角の竹杭に結び付けられていた。判り易くイタヤ楓の大木に移し替えられたものを、更に針金で高目の枝瘤に括付け直したものだと思う。この標識探しは、正に「ウォーリーを探せゲーム」である。常磐山からは、北面踏跡身近を下る。長靴には、泥斜面に堆積した落葉歩きが恰好だ。区界踏跡道に合流して、市道へと下る。・・・結局、日頃のチャリトレーニングは太股には効くが、山登りの骨盤裏尻筋には全く効いて無いことが判かった。しかし後遺症で燻った身には、良いカンフル剤となった。・・・さてっと、次は奥武蔵の朝友偵察ハイクにでも行こうかな。( 朝霧植田 ) 
 添付写真; ① 苔むした大仏切通/ ② 葛原岡で一心不乱にボンゴを叩く男/ ③ ウォーリーを探せさながらの「桔梗山標識名札」

 

( 里山歩きからヒマラヤ登山・・・それが我々のフィールドです ) ㅤㅤㅤ 東京朝霧山岳会